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スタートアップの熱気が京都に集結:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO、明日開幕!

Jul 3, 2024

多様な出会いが生まれる、新時代のスタートアップの祭典

Community Reportとは
“Community Report”とは、Venture Café Tokyoがパートナーとして連携している団体、イベントや起業家に焦点を当てて紹介する連載シリーズです。さまざまな視点から革新をリードするパートナーたちを取り上げ、彼らの活動や取り組みを深掘りし、発信します。

今回のCOMMUNITY Reportでは、IVSの代表である島川敏明さんにインタビューをさせて頂きました。大学では生物学を専攻され、大阪大学大学院では理化学研究所に所属されながら、分子生物学の研究に従事されていました。

その後、2015年からIVSのボランティアスタッフとしてスタートアップ界との関係を深め、2017年インフィニティベンチャーズLLP(現:Headline Asia)に入社。その後、株式会社17 Media Japan(現:17LIVE株式会社 以下、17(イチナナ))の日本法人の立ち上げに携わり、最終的に経営企画室室長を担当されました。

現在は、株式会社Headline Japanで投資業務に従事しながら、IVSの代表としてカンファレンスの運営に力を注がれています。

IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTOについて教えてください
IVS自体は、2007年からスタートしているスタートアップの経営者や投資家向けのカンファレンスで、通常は東京以外のオフサイトで開催しています。過去には、京都や福岡、札幌、コロナ前は台湾やタイのバンコクでも開催しました。そこで経営者の人たちの合宿のような形で2泊3日でみんなが朝から晩まで議論するような場を作っていました。

僕が2020年から代表になりそこから新しいIVSを作るということで活動してきましたが直近に関しては、スタートアップ育成5か年計画になぞらえてスタートアップを増やし起業家を10倍に増やす、ユニコーン企業を10倍に増やすことを目標にしています。

2022年開催までは完全招待制のカンファレンスとして運営をしていましたが、去年のIVS2023 KYOTOから招待制を廃止し、投資家や経営者の方のみが参加できるゾーンに加えて、スタートアップ関係人口を増やすためのゾーンを新設しました。また、Web3やクリプトなどにも注力をし始めたことにより非常に多くの起業家が輩出されたと思っています。

IVSの新たな特徴として、昨年から海外のプレイヤーの巻き込みに力を入れています。これはユニコーンを作っていくために必要であり、日本のサービスも海外の市場を攻めなければユニコーンになるのは難しいと考えているからです。今後、海外の投資家や起業家をガンガンと呼び込み、海外市場でも戦っていけるような日本のスタートアップを増やしていきたいと思っています。

今年のテーマとビジョンについて教えてください
今年は”Cross the Boundaries”をテーマに掲げています。日本のスタートアップエコシステムの現状として、それぞれのコミュニティ、言語、エリアの隔たりなど壁を感じる瞬間は多くあります。僕たちIVSはその壁を乗り越え、多くの人がスタートアップのコアとなる情報や人にアクセスし、自身の成功角度を高めていくことのできる場を作りたいと思い、今回このようなテーマを設けています。

今年のIVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTOではどのようなプログラムを予定しているか教えてください

1、セッション
セッションのコンテンツは、著名な起業家や投資家の方々が登壇し、現在のスタートアップのトレンドや経営のノウハウのような生々しい一次情報をシェアしてもらう機会になっています。

セッションに関していくつかポイントをピックアップすると、今回新たに「Empower HER LOUNGE」という女性起業家支援に特化したステージを用意しています。ステージでは、「どうすれば女性が起業家として活躍できるのか」などに関するセッションを行っています。またステージ中では交流イベントも行われる予定で、女性起業家同士で交流ができる仕掛けを用意しています。

また、5階のエリアでは「UNLOCK ZONE」と呼ばれるレイターステージのスタートアップ向けのエリアを新しく用意しています。セッションの内容としては、上場前後のスタートアップが知るべきことや監査法人をどう選択するのか、社外取締役をどうするのか、ロードショーのやり方などとても実践的なものを用意しています。レイターステージの企業が知るべき内容にフォーカスをあてたエリアの用意は初めてで興味深いエリアとなっています。

EmpowerHER LOUNGE : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000137.000059319.html

UNLOCK ZONE : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000136.000059319.html

2、ネットワーキング
ネットワーキングは大きく分けてIVSの公式サイドイベントと参加者がそれぞれ主催者となるサイドイベントの二つがあります。

一つ目のIVSの公式サイドイベントでは、IVS HOUSEとIVS START BARを用意しています。IVS HOUSEは、登壇者を中心とした交流会イベントでより濃密な質の担保されたネットワーキングができる場所です。

またIVS START BARではバーに併設して掲示板の様なものを置く予定です。ゲームにある集会場の様なものを想像してください。この掲示板上でサイドイベントを確認し、実際に集まったメンバーが一緒にそのサイドイベントに行けるようなものを用意しています。今回初めての試みですが、IVSの特徴的なものになるのではないかと考えています。

二つ目が参加者が主催者となるサイドイベントです。今ではIVSを象徴するような仕組みになっています。IVSが開催される三日間に250を超えるサイドイベントが予定されています。ここでは自分の参加目的や業種、セグメント属性や自分の好みに合ったサイドイベントに参加して、ネットワーキングを楽しんでもらうというものになっています。内容としては、交流会ネットワーキングから食事に行く会というシンプルなものから、朝ランニングをしながら会話するアクティビティ系まで多岐に渡ります。IVSの参加者が自分たちでイベントを立ち上げ、自分たちの目的に合った人たちと交流するこのサイドイベントはIVSの特徴的なイベントになっていると思っています。

IVS START BAR, IVS HOUSE : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000142.000059319.html

3、会場内での交流
「EventHub」というツールを使って参加者同士で1on1の商談を組める仕組みを用意しています。「EventHub」というツール上には参加者の会社名、役職はもちろんのこと、「採用をしたい」「資金調達したい」という参加目的や会社の規模感など様々な項目があります。利用者の目的に応じて項目をソートすることによって希望とマッチした企業との面談をすることができます。日本ではイベント中に参加者同士で面談を組むことがあまりオープンになっていませんが、海外ではこのような取り組みが当たり前になっています。一回の面談は15分ですが、運営として収集している情報を全て「EventHub」上で開示しています。これらの情報を上手く活用し、アポイントメントを取り商談や採用など目的に応じた面談の機会としてご活用いただければと思います。

パートナー企業や団体との連携を通じてIVSはどのように成長し進化していくと考えていますか
過去のスタートアップのカンファレンスは、コンテンツや招待者を主催者が全て決めていく中央集権的なものだったと思っています。一方で、僕が作りたいのはまさに17(イチナナ)でやってた時のように、User-Generated Contentsでプラットフォームがいっぱいになり、その量があるからこそ一定の質が担保されてみんなが楽しめる、そのようなプラットフォームをIVSとしても作っていきたいと思っています。

また、今後のIVSの展望の一つにサイドイベントに権限移譲をしていきたいと考えています。IVSは概念的なもので、サイドイベントが盛り上がってることの方が大事だと思っています。つまり、IVSという概念があり、人が集まりそれによって活気のあるサイドイベントが存在し、面白いコンテンツがあるという状態が、最終的にIVSが行き着く姿だと思っています。

IVS Crypto MAIN PARTNERS

今回のイベントを最大限活用するためのポイントを教えてください
詳細は以下のnoteやリリースで情報を発信しているのでチェックしてみてください。

その上で「EventHub」を活用してください。

そして、サイドイベントに参加してみてください。サイドイベントも色々な種類があるので自分に合ったサイドイベントが見つかるまで、1日あたり5件前後サイドイベントをはしごするのがいいと思います。

またこの機会にSNS上で繋がって友達を作ってください。スタートアップ界隈は、ビジネス上のつながりというよりビジネスのつながりと友達の狭間のような関係性も多いと思うので、IVSのような非日常的な空間を活用して積極的に立ち回ってほしいと思います。

Atendee Guide Book : https://headline-asia.notion.site/AGB-Attendee-Guide-Book-IVS2024-KYOTO-55a7c04fdb264b82b73aadc3d662e666

IVS公式note : https://note.com/ivs19

PR TIMES : https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/59319

最後に明日からのIVSに向けて一言をメッセージを参加者にいただければと思います
このタイミングでキャッチアップできてないのであれば、おそらく今年のIVSは難しいです。IVSは事前準備が7割ぐらいで満足度を決めるのではないかと思っています。前述した通りサイドイベントの予約、イベントハブを活用した商談などは今からだと難しい可能性があります。このタイミングからできることは限られていますが、まずはここに飛び込んで、「こうやって立ち回れば良かったんだ」とかを今回のIVSで理解してもらえばなと思っております。さらに+@で言うのであれば、初めて参加する人もIVSには結構いるので、同じ境遇の人をSNS上で見つけて繋がると面白い立ち回りになるんじゃないかなと思っています。

チケット購入および詳細は以下よりご確認ください。

IVS 2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
■開催日
2024年7月4日(木)〜6日(土)
■会場
京都パルスプラザ 他
■主催
IVS KYOTO実行委員会(株式会社Headline Japan / IVC、京都府、京都市)
■Webサイト
IVS2024 KYOTO: https://www.ivs.events/ja
IVS Crypto 2024 KYOTO: https://www.ivs.events/ja/crypto

IVS KYOTO実行委員会について
IVSの京都開催にあたり、スタートアップ・エコシステムのさらなる発展と地域産業のより一層の振興を図ることを目的に、株式会社Headline Japanが、京都府、京都市とともに設立。京都に集積する企業、大学・研究機関、文化資源等とスタートアップとの融合を促進し、新産業の創出と世界に伍するスタートアップ企業の輩出へと繋げてまいります。

<構成団体>
株式会社Headline Japan・IVC、京都府、京都市

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Written by Venture Café Tokyo

Innovation Community Builder in Tokyo.

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