OIC CONNÉCT #13 レポート

Venture Café Tokyo
21 min readOct 4

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多様な人が交流し、学びの機会を創出するプログラムとして立命館学園とVenture Café Tokyo(ベンチャーカフェ)が主催する「OIC CONNÉCT(オーアイシー コネクト)」の13回目が、2023年9月1日 (金) に立命館大学 大阪いばらきキャンパスにて開催されました。

OIC CONNÉCT #13

OIC CONNÉCTは、毎月1回、立命館大学 大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市、通称OIC)にて開催されるイベントです。参加者はイノベーター達による講演やワークショップ等を通じて、学びながらネットワークを広げられます。

第13回となる今回は、以下の4つのセッションが行われました。

  • インド・スタートアップ・エコシステムの今〜成長するインドの新展開やグローバルビジネスへの活かし方についてお届けします!~
  • START LINE OSAKA〜働き方の選択肢 自分らしく働くための座談会〜
  • 研究開発型スタートアップの組織形成~注意すべき3つのポイント~
  • OIC CONNÉCT PITCH~ベンチャーコンテスト参加者の熱い想い~

会場では、スタートアップや生徒・学生が作ったプロトタイプを試せるデモテーブル、OIC CONNÉCT-U「LEGOシリアスプレイ〜心の奥に隠れた内観を知る」というワークショップも催されました。

オープニングでは、OIC CONNÉCTやVenture Café Tokyoの世界観、参加者がお互いに安心して楽しむためのコツや簡単なコミュニティ・クレドの話があり、セッションに移りました。

インド・スタートアップ・エコシステムの今〜成長するインドの新展開やグローバルビジネスへの活かし方についてお届けします!~

人口世界一となり、注目を集める国インド。8万社以上のスタートアップを有し、100社以上のユニコーン企業を輩出するなど、スタートアップシーンは盛り上がりを見せています。インドを市場として捉えるだけでなく、エコシステムとの連携をグローバル展開や新規事業、R&Dなどに活かす動きも生まれています。 このセッションでは、ベンガルールを中心としたインドのエコシステムの今をジェトロインド事務所の駐在員から紹介しました。

登壇者

  • 夏見 祐奈 氏(Yuna NATSUMI)
    = ジェトロベンガルール事務所 ダイレクター Director, JETRO Bengaluru
  • 酒井 惇史 氏(Atsushi SAKAI)
    = ジェトロ大阪本部 イノベーション課 プロジェクト・マネージャー Project

モデレーター

  • 藤枝 樹亜 氏(Jyua FUJIEDA)
    = 立命館大学 経営学部 3回生、OIC CONNÉCTアンバサダー

インドの現状

インドのニューデリーで、日系企業のビジネスやインドのスタートアップとの連携をサポートしていたという酒井さん。今は関西で日本のスタートアップの世界展開や海外と日本のスタートアップの連携をサポートしています。

夏見さんは、インドのシリコンバレーと呼ばれるベンガルールで日本のスタートアップや大企業のオープンイノベーションを支援しています。

なぜ今インドが注目されているのでしょうか?酒井さんが解説します。

「まず一つは人口です。14億人を超え、中国を抜いて世界一になります。平均年齢を見ると中央値が28歳、日本が48歳なのを考えると、とても若い国だと言えます。2050年ころまで生産年齢人口が増加し続けるというポテンシャルがあり、統計では2030年ころには日本のGDPを抜いて世界第3位になると言われています。」

「インドをわかりやすく説明するのは難しい」と言う酒井さんですが、一言でまとめると「多様性」だと話します。「国土は日本が9つ入るほどの大きさで、北と南で異なる気候・風土・文化があります。地域による経済格差も大きく、今後は中間層の拡大が経済成長のカギになってきます。」

インドに進出する日系企業は製造業が主流でしたが、インドの中間層の成長に伴って進出する企業が多様化してきています。「インドで作ってインドで売ると言う形だけでなく、それを海外のビジネスで生かすと言う流れがきているんです。」

インドのシリコンバレー

ベンガルールは、アメリカの西海岸にあるGAFAのようなIT大手企業のオフショア拠点として発展しました。そこから知見が溜まり、自国内のIT企業が世界に子会社を作るようになりました。今はグローバルテック企業の約8割がベンガルールに開発拠点を持って、全世界向けの開発を行っています。

夏見さんは「インドは、アメリカ・中国に次ぐ世界第3位のスタートアップエコシステムです。ユニコーン企業を見ると現在約100社あり、内訳を見ると、eコマース・フィンテック・SaaS・コンシューマーサービスが中心になっています。インドのスマートフォンの急速な普及に伴い、市場が広がっています。ディープテックやビッグデータ関連はインドの強みでもあるので、欧米のテック企業に買収されるケースもあります。」とインド・ベンガルールの特徴を説明しました。

続いて夏見さんは「J-StartX インド起業家支援プログラムが開催されます。インドスタートアップ、エコシステムを体感していただくツアーで、ベンガルールとハイデラバードの2都市への派遣となります。皆様からの応募をお待ちしています。」と呼びかけました。

インドにおける日本のスタートアップへのチャンス

酒井さんは「インドの市場の大きさや今後の成長性によって、新しい産業が生まれていく環境があります。ですが、日本のスタートアップが必ずしもインドでビジネスを展開する必要はなく、インドと組んでグローバルなビジネスに活かすというチャンスがあるのではないかと思います。」と意見を述べました。

藤枝さんからは、「このプログラムは、インドで事業展開したい人のためだけではありません。今後、グローバル展開のビジネスを考えた上で、インドを知りたい方にぜひ参加していただければと思います。」とコメントを頂きました。

その後も参加者から熱心な質問があり、熱いQ&Aが繰り広げられました。時間を惜しまれつつ、セッションを終えました。

START LINE OSAKA〜働き方の選択肢 自分らしく働くための座談会〜

一人ひとりの個性が尊重される多様性の時代と言われている今。働き方もさまざまな選択肢があり、個人にあった働き方ができるようになってきているのではないでしょうか。本セッションでは、「就職」「起業」「就職しながら起業」と、それぞれ違う働き方をしている3名にご登壇いただき、それぞれの働き方のメリット・デメリット・キャリア観をお聞きしました。

登壇者

  • 右近 宣人 氏(Norihito UKON)
    = 一般社団法人Re-Generation 代表理事|関西電力 ソリューション本部 開発部門 ゼロカーボンソリューショングループ
  • 近藤 杏樹 氏(Anju KONDO)
    = 株式会社ポンデテック セールスマネージャー
  • 鈴木 粋 氏(Sui SUZUKI)
    = 株式会社 モクジヤ 代表取締役|同志社大学 経済学部 5回生
  • 安川 廉亮 氏 (Yukifusa YASUKAWA)
    = 大阪イノベーションハブ

モデレーター

  • 中島 正裕 氏(Masahiro NAKAJIMA)
    = 大阪大学外国語学部フィリピン語専攻2年/一般社団法人 Re-Generation グローバル本部・本部長

それぞれの活動

トップバッターは大阪イノベーションハブの安川さん。「大阪イノベーションハブは、大阪を中心にスタートアップエコシステムの形成を行い、スタートアップと企業や金融機関、そして大学をつなぐようなハブ拠点として運営しています。。その中で、START LINE OSAKAは、スタートアップへの就職やスタートアップを立ち上げたい人など、スタートアップに興味・関心がある方の支援を目的としています。」

大企業に勤めながら起業もしている、社会人1年目の右近さんはRe:Generation という団体の代表理事を務めています。「”未来社会のインフラになる” をテーマに活動しています。企業の方に来ていただき、プロジェクトに対して若者からどのような解決策を考えられるかというワークショップをしています。」

スタートしてから早い段階で成果を上げられた背景について「大企業に勤めながら、自分で事業をやるという、両方の視点を持っているのが強みだったのだと思います。大企業や自治体が内部でどのようにプロジェクトを進めているのかを知っている人材でありながら、スタートアップ的な視点で物事を動かせる兼業人材の特性。加えて、全国でワークショップを開催し、参加してくれた方々のコミュニティーがある。その掛け合わせで成果を出せたのだと思っています。」と右近さん。

続く鈴木さんは ”学びが体験やお金に左右されないミッションを作る” をミッションに活動しているチームです。まなびや体験のためにお金や機会を必要としている学生と自社の製品が魅力的なのかどうかを研究したい事業者をつなぎ合わせるMOKUJIYAというプラットホームを立ち上げました。

近藤さんは関西電力に就職したものの、1年目から社員5–6人のスタートアップに出向し、再生パソコンを販売する業務に携わっています。「不要になったパソコンを安く買取り、障がいのある皆さんに再生していただいて改めて法人や個人へ販売しています。自分としては、多くの挑戦をしたいと思っています。」

モデレーターの中島さんは現役の大学生。右近さんが代表を務める団体でグローバル本部の本部長を務めています。フィリピンで生まれ育ち、日本での生活は3年目に入ります。

なぜ起業または就職を選択したのか

問いに対して右近さんは「大企業に入って新しいことをしたほうが面白そうだなと思ったからです。世の中にはたくさんのスタートアップが出てきていますが、大企業は大企業なりの戦い方があるなと考えました。」

鈴木さんには2つ理由があるそうです。「1つは家庭環境。親が就職していたタイプの人間ではなかったので、僕自身が大学に入ってから”就職”の選択肢を知りました。もう一つは、僕自身がヒーロー系のアニメや映画に憧れを持っていたので、社会課題のように目に見えるものに挑戦していきたいと思ったところから、起業につながりました。」

近藤さんは、鈴木さんとは真逆だと話します。「私の周りで起業という言葉を聞くようになったのは大学を卒業する頃で、それまでは就職するのか、学問を続けるのかという環境にいました。私自身、孤独に耐えられないタイプだったので、会社のように同期や先輩、後輩という仲間がいる環境に違和感がありませんでしたし、就職は自然の流れで選んでいました。」

どんな人生を送りたいか

「先が見えない、正解がない社会だからこそ、自由に未来を描いて正解にしていけるんじゃないかなと思っています。荒波に揉まれながら生きていく人生がすごくいいなと思いました。」と右近さん。

「僕は常に挑み続ける人生を送っていこうと思っています。」と話す鈴木さん。「創業者オタクなので、いろいろなタイプの人を見て、僕もとことん突き進もうと思います。」

近藤さんは「死ぬときに明日やりたいことはまだある、その気持ちをずっと持ち続けていきたいです。人生のイベントや社会活動をどんどん経験していきたいと思います。」と熱意を語りました。

最後に大学生へのメッセージ、そして登壇者同士の意見交換が活発に行われ、セッションは幕を閉じました。

研究開発型スタートアップの組織形成~注意すべき3つのポイント~

現在、国内スタートアップの中でDeep Techに注目が集まっています。 国策においても2021年度補正予算で始めたのが「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」。

また、国の支援だけでは足りないという声もあり、日本医療研究開発機構(AMED)では創薬ベンチャーを支援する力のあるベンチャーキャピタル(VC)を認定したうえで、VCが出資する額の最大2倍まで創薬ベンチャーに補助金を出す仕組みがスタート。 そもそも科学技術は国の発展の礎であり、ライフサイエンス領域はそのど真ん中であるということから、創薬領域注目のプレイヤーにご登壇いただき、産業全体/エコシステムのあり方、企業/個人の課題及びその最新の打ち手についてディスカッションしました。

登壇者

  • 金城 聖文 氏(Kiyofumi KANESHIRO)
    = ペプチドリーム株式会社 取締役副社長 CFO
  • 藤家 新一郎 氏(Shinichiro FUJIIE)
    = ペプチスター株式会社 取締役

モデレーター

  • 泉 友詞 氏(Tomonori IZUMI)
    = フォースタートアップス株式会社 Public Affairs戦略室 室長

事業紹介

モデレーターを務めるのは、泉さん。「私が所属するフォースタートアップスは、自らがスタートアップ企業で、その経験をもとにスタートアップの支援を行っています。人と資金をキャピタルとして提供する事業です。」

金城さんは「ペプチドリームには、イノベーションを形にしていきたいと原点回帰し、技術的な強みがある会社であり、魅力的な経営陣に加えてさまざまなご縁があって参加しました。技術開発以外何でもやっており、、会社の立ち上げから日々の運営まで行っています。」と述べました。

ペプチドリームは2006年に創業した東京大学発のベンチャーで、現在は300億円を売り上げる企業となりました。金城さんは経験を踏まえ「ベンチャーの形でよく言われるのが10億の壁です。。毎年2桁億円以上の売り上げを継続的に上げていくのは大変なことです。その後には100億の壁があります。このレベルにはまったく違うギアチェンジが必要になってきます。そして300億の壁。ここを超えられない会社は本当に多くて、ここを超えられるかどうかがとても大切です。」と企業の成長段階を説明してくれました。

「何らかのプラットフォーム、つまり裾野の広さを展開していくのが、どのビジネスの成長にも共通して大切なんだと思います。」と金城さんは続けました。

研究者出身の藤家さん。様々な経歴経験を踏まえ、現在のペプチスターの所属となりました。「医薬品の開発には莫大なお金と時間がかかります。しかしなぜやるのかというと、一度成功すると他が入って来れないんです。大手の製薬会社が古くから残っているのはそのためです。そこへ各パートで強みを持ったベンチャーが登場します。ペプチスターを立ち上げた背景は、製薬会社は、開発が製作段階になると海外が多いからです。日本でできるなら面白いことがたくさんできるんじゃないかと思いました。」

このプロジェクトを通じて、人間力が非常に重要だと感じました。

Deep Techスタートアップの成功

東京ではITサービスを中心としたスタートアップが多く出ていますが、Deep Techのマーケットはどうなっているのでしょうか?大学研究型スタートアップに限っては、関西は非常にポテンシャルがあるようです。Deep Techスタートアップの成功の分かれ目について聞きました。

金城さんは、成功と失敗が紙一重だと話します。「そのぐらいの差しかないんです。多くのベンチャーはプランAしかないんです。つまり、1つがダメだった場合のバックアップがないんです。そういう会社は大体失敗します。次に多いのが、3年後を考えられていない。そういう会社もだいたい失敗します。目の前のことでいっぱいのベンチャーであっても、こうなったらプランA、こうなったらプランBというように、いろいろなシナリオを持っていないと間に合わないんです。ベンチャーはスピードが大切ですが、スピード違反をしないこと、これも大切です。自分のプランを進めるあまり、外部とのスピードが合わなくなってくると崩壊します。経営と研究の健全な分離も大事です。経営と研究では、頭の使い方が全然違います。きちんと分離できている会社は非常にうまくいっています。そして最後に、ベンチャーは新しい技術が基盤になっているケースが多いので、投資家に理解してもらえるまで粘り強く説明する必要があります。どれも当たり前のように聞こえますが、実際はできていない会社が非常に多いですね。」

金城さんは、プランAプランBと、いくつものパイプラインを持って進めるタコ足打法が有効だと話されましたが、VCとの対話の中で、選択と集中のような逆を言われるケースがあります。その場合は、どういう感覚を持ってすれば良いのでしょうか?

「バイオや創薬ベンチャーに特化した話になりますが、ビジネスの本質はやはりリスクビジネスで、多重なリスクがある中で選択と集中をすると命取りになってしまいます。成功も失敗も想定の中にはないんです。だから、今想定できる範囲で選択と集中をすると自ずと失敗を選ぶことになります。」と金城さん。

「経営で求められるのは決められた期間でどれだけ成功事例を重ねられたか、です。そのための成功確率を高める仕組みをどう作るかがポイントで、どのビジネスでも、何がリスクで何がポテンシャルなのかをVCを含めて共通認識し、成功から逆算して何が必要かを組み立てられるかがポイントだと思います。」

Deep Techスタートアップ経営者に求められること

藤家さんは「経営者はまず、リソースを集められなければなりません。ヒト・モノ・カネ・情報です。私がもしリーダーになる条件を上げろと言われたら、3つあります。1:ビジョンを作れるかを挙げます。できるできないの論点ではなく、やりたいという意思を打ち出せるかどうか。2:そのビジョンを自分の言葉で語れるかどうか、です。3:一番大事なのは、その結果どれだけ多くの人に賛同してもらってリソースを確保できるか、だと考えます。」

「経営と研究の健全な分離の話がありましたが、理想的にはそうなると思います。イノベーションにはサイエンティフィックなものと、ビジネスプロセスなものがあり、2つの掛け算が必要だと考えています。」健全性について金城さんは「経営のプロと研究のプロの二人三脚なのですが、デメリットは二つが割れてしまうこと。会社として意思決定ができない状態は健全ではありません。健全なのはコミュニケーションが一本化している状態です。」

最後に泉さんがセッションの要点をまとめ、終了時間を迎えました。

OIC CONNÉCT PITCH~ベンチャーコンテスト参加者の熱い想い~

OIC CONNÉCTpitchセッション。ビジネスプランや起業、将来への想いなど熱い想いをぶつける3分間pitchです。今回は、現在開催中の第20回学生ベンチャーコンテスト2023 Powered by RIMIXにエントリーし、2次審査を通過したファイナリストを中心に登壇者を募りました。

MC

  • 鈴木 粋 氏(Sui SUZUKI)
    = 株式会社 モクジヤ 代表取締役|同志社大学 経済学部 5回生

コメンテーター

  • 泉 友詞 氏(Tomonori IZUMI)
    = フォースタートアップス株式会社 Public Affairs戦略室 室長
  • 小村 隆祐(Ryusuke KOMURA)
    = Venture Café Tokyo Program Director

ベンチャーコンテストは、大学発ベンチャーの創出と起業家精神の育成を目的としたイベントです。20回目を迎える今回のテーマは、『未来の豊かな暮らしや社会を守ることに貢献するビジネスプラン』。本セッションではファイナルに残った7組のうち6組のpitchが繰り広げられました。

値段が高い新体操衣装を安くレンタルできるサービス「アシスポ」を立ち上げた猪原美羽さん。8年間新体操を続けてきた経験から、衣装にかかる家族の経済的・時間的負担を改善したいという思いで立ち上げたと話します。「今後は、新体操だけでなく、家に眠っているスポーツ用品を世界中に届けたい。」と展望を述べました。

”100年後に住める地球と食の幸せを残したい”と切り出すのはWITH US コネクトの菅原龍佑さんと大西美羽那さん。さまざまなイベントに参加し、アンケート結果や顧客データ収集を繰り返してきました。そのノウハウをもとに、代替肉に関する高タンパク・低脂質を付加価値にして、アスリート・トレーニーに特化した代替肉専門ブランドを立ち上げていきます。

PONTの上林央佑さんは京都の暖簾屋の息子として生まれました。写真を撮りたくなる空間デザインを布と共に提供しようと邁進しています。写真を撮る効果として、人と人とのつながり・伝統的な染色技術の復興・導入場所の宣伝効果を説明しました。

京都先端科学大学附属高校では、学校の屋上で養蜂をしています。住宅地にありながらもミツバチによる苦情なく過ごしています。その経験から、日本で「ミツバチは危険」というミツバチに対する概念を変える仕掛けが必要だと考えた山路菫さんと七瀬舞華さん。SDGsに貢献できるビジネスだと主張しました。

小田急電鉄にて駅係員の補助業務として学生アルバイトをしている、電車が大好きな久保勇貴さん。アルバイトで感じている車椅子で移動するお客様への課題を解決するサービスとして”EKI SURO”という駅の係員がいなくても自分で乗降できる簡易スロープを提案しました。

MOUantAI の平田康介さんは、家族を介護施設に預ける中、食事量の管理に課題を感じました。高齢者の食事量は要介護のレベルの進行に関わる大切なデータですが、実際の介護の現場では不正確な方法で計測されていると指摘しました。「写真を撮るだけで正確な食事量が簡単にわかるシステム”AI-SOCK ”を作ります。将来的には予防医療やヘルスケアの領域にも広げたいと考えています。」と展望を語りました。

それぞれのpitchのあとにはコメンテーターの二人から、鋭い指摘とプロジェクトをよりよくするためのアドバイスがあり、どのプレゼンテーターも真摯に受け止めていました。

すべてのpitchを終え、会場の熱が冷めぬまま今回のOIC CONNÉCTも幕を閉じました。

最後に

第13回となるOIC CONNÉCTでは、国際的なスタートアップ・エコシステムから自分らしさを追求する働き方、組織形成のノウハウに至るまで、多岐にわたるセッションが展開されました。参加者たちはセッションやワークショップを通じて新しい知識や視点を得るとともに、デモテーブルやLEGOワークショップでの体験を通じて実践的な学びを深めました。立命館大学大阪いばらきキャンパスが提供するこのような場のエネルギーや刺激は、今後も多くのイノベーターたちの心を引きつけ、新しい未来を創出する動力となることでしょう。

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