OIC CONNÉCT #14 レポート

Venture Café Tokyo
22 min readNov 2, 2023

多様な人が交流し、学びの機会を創出するプログラムとして立命館学園とVenture Café Tokyo(ベンチャーカフェ)が主催する「OIC CONNÉCT(オーアイシー コネクト)」の14回目が、2023年10月6日 (金) に立命館大学 大阪いばらきキャンパスにて開催されました。

OIC CONNÉCT #14

OIC CONNÉCTは、毎月1回、立命館大学 大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市、通称OIC)にて開催されるイベントです。参加者はイノベーター達による講演やワークショップ等を通じて、学びながらネットワークを広げられます。

第14回となる今回は、以下の4つのセッションが行われました。

  • スタートアップ転職・副業の魅力とリスク。 ~自分の市場価値を上げる3つの極意~
  • スタートアップがぶつかる「○○人の壁」! 健康的な成長組織を作るために知っておいて欲しい事。
  • インタープレナーリアルMEETUP@OIC CONNÉCT ~リジェネラティブな社会作りとインタープレナーという新しい生き方・働き方~
  • 輝く起業家たちへのエール!〜校友会の大学起業サポート、最新アプローチ大公開!~

会場では、OIC CONNÉCT-U「「学生・若手起業家あるある!こんな落とし穴に気をつけろ!」というワークショップも催されました。

オープニングでは、OIC CONNÉCTやVenture Café Tokyoの世界観、参加者がお互いに安心して楽しむためのコツや簡単なコミュニティ・クレドの話があり、セッションに移りました。

スタートアップ転職・副業の魅力とリスク。 ~自分の市場価値を上げる3つの極意~

「能力」と「やる気」があるのに大企業や組織内でくすぶっている人が、スタートアップでポテンシャルを発揮していく。スタートアップに入って大活躍をして、社会をよりよく変えていく。その人自身も仕事にやりがいを感じ、自己実現できて、金銭的にも潤って幸せになる。 スタートアップで働くことを通じ、人生・キャリアを好転させていくことについて考えました。

登壇者

  • 藤岡 清高 氏(Kiyotaka FUJIOKA)
    = 株式会社アマテラス 代表取締役社長

モデレーター

  • 藤枝 樹亜 氏(Jyua FUJIEDA)
    = 立命館大学 経営学部 3回生、OIC CONNÉCTアンバサダー

スタートアップの魅力とリスク

立命館大学の学生でOIC CONNÉCTアンバサダーを務める藤枝さんがモデレーターとなり、スタートアップ専門の転職・副業サイトを運営している株式会社アマテラスの藤岡さんを迎えました。 「スタートアップ転職希望者の動機で一番多い理由は、自分の市場価値を上げたいと いうもので、給与にはあまりこだわっていないんですね。会社の看板にかかわらず、どこでも働けるようになりたいからスタートアップに行きたいという人が多いのが現状です。」と藤岡さんは冒頭で話しました。

「原理原則として、就職や転職活動をする時に、大企業だろうがスタートアップだろうが、会社のビジョンに共感できるかどうかではなく、ブランドや福利厚生、給与の高さなどで判断して入社してしまうとだいたいミスマッチが起こります。スタートアップで働くということは、より強い意志と挑戦心を持つことが前提となる働き方で、会社のビジョンに共感していることが大前提です。」

続けて藤岡さんはスタートアップで働く魅力を3つ紹介しました。「1つ目はスキルアップへの近道ですね。さっさと現場に出されるので、最短で成長できます。2つ目は実力主義。成功すれば高い給与、報酬が、才能があれば高い役職が与えられることです。3つ目は学歴問わず、一発逆転があること。大きな組織は上が詰まっていて昇格するのは大変ですが、スタートアップは結果次第で一気に上がれるのもベンチャードリームかなと 思います。」

一方で、スタートアップで働くリスクについては「自分が ”したいことができない” のがリスクだと思っています。」と藤岡さん。「スタートアップで働く中で、自分の目的にチャレンジができるのであれば、その転職は成功だと思います。事業がうまくいくかどうかは二の次で、経験によってキャリアは上がるんですよ。」と話しました。

自分の市場価値を上げる3つの極意

人材の市場価値はどうやって決まるのでしょうか。自分の市場価値を上げる3つの極意を聞きました。

藤岡さんは「需給なんですよ。優秀だからとか 高学歴だからではなくて、需給で価値は決まってきます。」と切り出しました。「例えば、レアキャラ。需要があるけど、できる人が少ない。 そういう仕事をしている人は取り合いになるので、年収が上がります。」

「次に、人脈よりネットワークですね。人脈とネットワークは違うんですよ。 転職活動をして、より良い仕事を見つけるには、弱い繋がりの人たちと広くネットワークを持っている方が有益です。最後に、伝え方。自分が動いてこういう結果を出したとか、自分がこう思って、こういう風に人を巻き込んだとか、自分のすごさを主張しないと損します。」

藤岡さんより、市場価値を上げる極意として、レアキャラになる・ネットワークを持つ・伝え方を工夫する、の3つを学ぶことができました。

Q&A

モデレーターの藤枝さんから「自分の価値はどういう風にしたら分かるんでしょうか?」と質問が投げかけられました。藤岡さんは「自分の市場価値を 知るには、もう他流試合ですね、労働市場に自分の身を置いてみるしか基本的にはないと思います。 転職活動をしてみて、本当にオファーが出るか。でも、転職活動ってそんな気軽にできないので、実はオススメは副業ですね。 副業はリスクなく、いろんな経験ができます。」と副業を勧めました。

学生の参加者から「学生の就職活動にスタートアップがオススメされるのかどうか、スタートアップから必要とされるのか」という質問がありました。「実際、新卒でスタートアップに入るのは、難易度が高いんです。」と藤岡さんは答えました。「スタートアップは育ててくれません。即戦力人材しか基本的に取らないので、いきなり打席に立たせられるんですね。ある程度準備ができているっていうことと、出せる成果がない状況で入る新卒の人は、厳しい結果になってしまうケースが多いです。」

続けて藤岡さんは新卒がスタートアップを辞めてしまう理由を話してくれました。「メンターがいなかった、という理由が一番です。中途の場合はメンターがいなくても自分で動けますが、 新卒でいきなりスタートアップで成果を出すのは難しい。新卒がスタートアップをめざすのであれば、学生時代からインターンで入っていくと良いと思います。インターンをしながら成果を出せるようになっていて、 入社するころには社会人3年目ぐらいの感じで入っていけます。」

その後も参加者から熱心な質問があり、熱いQ&Aが繰り広げられました。時間を惜しまれつつ、セッションを終えました。

スタートアップがぶつかる「○○人の壁」! 健康的な成長組織を作るために知っておいて欲しい事。

スタートアップの成長に伴い、ほとんどの会社がぶつかる○○人の壁。 1〜10名の創業期から50名以上の組織になる過程で、どんな組織課題が発生する可能性があるのか。「自分の組織はまだ大丈夫」と思わず、先手先手で対応策を打つための参考となるセッションです。

登壇者

  • 石田 雄彦 氏(Takehiko ISHIDA)
    = 株式会社ゼロワンブースター スタートアップグロースパートナー部(Startup Growth Partner Div.) ディレクター(Director)

モデレーター

  • 野崎 麻衣 氏(Mai NOZAKI)
    = 大阪産業局 スタートアップ支援事業部 スタートアップ創出・支援チーム コーディネーター

成長組織の裏側

セッションが始まると、さっそく株式会社ゼロワンブースターの石田さんに話を聞きました。石田さんは、さまざまな事業会社での経験を活かし、現職にてスタートアップの成長支援やスタートアップへの出資のキャピタリスト業を兼務しています。

ご自身の経歴から実体験ベースでの話を聞きました。「マンションの一室で5人で創業してから50人ほどの規模になり、5年連続で増収増益を達成するほどに成長しました。」と石田さん。成長の裏で、組織の中では何が起こっていたのでしょうか。

「理想として、会社の想い・経営者の想いと、それに対するメンバーの想いが同じ方向を向いていると組織は安定するんです。でも実際に会社を運営していくと、最初は小さなすれ違いなんですけど、徐々に両者のずれが大きくなっていくんですね。」

どうしたら健康的な組織を作れるのでしょうか?石田さんは、働くモチベーションを試す4要素を提起しています。「 1つ目に、やりたいことの実現。メンバーの興味に沿ってしっかりアサインできているか、会社がメンバーの成長に繋がるようなポジションを与えられるか、という点です。2つ目に、立場や権限が与えられること。メンバーが望む権限を移譲できる環境は、モチベーションを保つ大事な要素です。3つ目は適切な報酬。メンバーが望む給料や昇給です。これは本当に欠かせない要素だと思います。最後、4つ目に仲間。尊敬できる先輩、同僚がいること、信頼できるメンバーがいること。これが叶えられていると心理的安全性の高い職場と言えます。この4つが揃っていたら、メンバーは会社を辞めないでしょう。」

しかしながら、と続ける石田さん。「スタートアップですべてを実現するのは不可能なんですよ。とくに創業期。50人未満のスタートアップのメンバーは仲間です。どれだけいい仲間と働けているか、どれだけ信頼できる環境で働きやすい雰囲気を作れているか。スタートアップが注力するべき点だと結論付けています。」

健全な組織を保つためのステップ

「まず会社内でどういう問題が起きているのか、誰が起因なのか、を認識することが大事です。それを踏まえた上で、人間関係を構築する努力をしていきます。現状認識と人間関係構築で歪みが生まれてしまうと会社全体に広がってしまいます。ここを整えておくことがとても重要なのです。」と石田さんは話します。

「スタートアップが健全な組織を保つには、創業から50人くらいまでの組織であれば、まずメンバー同士が仲間となって信頼しあえる関係を築くことを意識してください。次に、会社の想いを伝え、同じ方向に向かう努力をしてもらうこと。会社の人数が多くなってくると代表の声が届きにくくなります。代表が何をしたいのか、なぜ会社を作ったのかを繰り返し伝える必要があります。」

「会社は人で成り立っていることを忘れてはいけません。何かが起きてから手を打つのではなく、起こる前にキャッチして備えていけば、穴は開きません。つまり、事前の準備が大事なことをしっかりと意識して欲しいのです。」

石田さんご自身の経験を踏まえた話にはリアル感があり、参加者を惹きつけていました。

Q&A

質疑応答では、何人もの参加者から手が上がりました。中でも、50人から70人に差し掛かるようなフェーズの企業に引き抜かれて入ったものの、途中で辞める結果となってしまったという参加者は、既存のメンバーとの人間関係構築に苦戦したそうです。

石田さんは「会社側の説明が足りなかったのだと思います。なぜこの人を取ったのか、会社に対して今このピースが必要で、ここがあったら伸びていく、そのためのポジションなのだと。なぜ・どうしてなのかを伝えるのは経営者がやるべきなのかなと思います。」と答えました。

コロナ禍で普及したリモートワークについて「本当に人の繋がりはいつまでたってもアナログだろうと思っています。スタートアップをフルリモートでワークさせたいです、という相談を受けますが、 基本的には無理だと思いますし、上手い仕組みを作っても、やっぱりリアルで会うにまさるものはありません。」と石田さんは熱く語りました。

石田さんへの質疑応答が活発に行われ、惜しまれながらもセッションは幕を閉じました。

インタープレナーリアルMEETUP@OIC CONNÉCT ~リジェネラティブな社会作りとインタープレナーという新しい生き方・働き方~

「インタープレナー」とは、社会起点で目的志向であり、組織を越境して共創しながら価値創造に取り組む「個人」です。肩書・所属は関係なく、実現すべき未来に向けて、行動するパッションやビジョンをもった人。どこの組織に所属していても、組織に所属していなくても、より良い未来を創っていくという意思と、枠を超えて一人の社会人として社会と人と向き合うというマインドさえあれば、誰でもインタープレナーとして行動できます。このセッションではインタープレナーが活躍する社会に向けてディスカッションしました。

登壇者

  • 深田 昌則 氏(Masanori FUKATA)
    = SUNDRED株式会社 EVP、CVO兼CMO|カーマインワークス合同会社 代表|Future Food Institute Japan Local Executive
  • 寺田 有美子 氏(Yumiko TERADA)
    = アーカス総合法律事務所 パートナー弁護士|神戸大学客員教授
  • 吉田 美里 氏(Misato YOSHIDA)
    = SUNDRED株式会社 PMO、West Region|MIRACLE
  • 野崎 麻衣 氏(Mai NOZAKI)
    = 大阪産業局 スタートアップ支援事業部 スタートアップ創出・支援チーム コーディネーター|一般社団法人 デジタル人材共創連盟 アントレプレナーシップ担当フェロー

モデレーター

  • 濱松 誠 氏(Makoto HAMAMATSU)
    = SUNDRED株式会社 チーフ コミュニティ デザイナー(CCD)、ONE JAPAN共同発起人

インタープレナーとリジェネラティブな社会

SUNDRED株式会社の濱松さんをモデレーターにセッションがスタートしました。さっそく、インタープレナーについて深田さんが説明しました。「起業家のことをアントレプレナーって言いますよね。社内で事業を新しく作る人、社内起業家のことをイントレプレナーと言います。会社の中だけでなく越境しながら、中と外と繋いで新しい事業や価値を作っていく人、つまり越境人材をインタープレナーと呼びます。」

「 組織を超えて、社会起点で活動するために越境していくことを強調させてください。」と吉田さんが主張しました。吉田さんはSUNDRED株式会社のPMOとして、目的作り・プロジェクト作り・人作り・場作りを事業として推進しています。「インタープレナーは社会課題起点で、組織を超えて、自らが動かせるアセットを持ってきて、プロジェクトを蘇生していく人間です。そのような完璧な人はなかなかいませんが、少しずつできることを見出していけるのではないかなと思っています。」

「インタープレナーという概念は約30年前には提唱されていました。インタープレナーは、組織同士をつないで社会全体を変革していく人を指します。この点において、福沢諭吉先生こそが近代日本における偉大なインタープレナーでした。」と濱松さんが歴史的な流れを補足しました。

インタープレナーの定義を理解したところで、リジェネラティブな社会づくりとインタープレナーという、新しい生き方・働き方についてディスカッションされました。リジェネラティブとは何なのでしょうか?

サスティナブルと混同されやすい言葉ですが、リジェネラティブとの違いについて深田さんが説明しました。「サステナブルはサステイン(sustain)なので、現状の経済活動や生活を持続させていく、できるだけネガティブを減らすことです。それに対して、リジェネラティブは、生態系全体が反映する社会のことで、地球環境・人・社会をより良くしていく、ポジティブな意味が込められています。人間も自然の一部、 だから自分だけがいいのではなく、まわりの皆と一緒に社会を作っていきましょう、という考え方です。」

インタープレナーの重要性

トークセッションに移り、アーカス総合法律事務所の弁護士であり、神戸大学客員教授の寺田由美子先生が紹介されました。寺田先生はキャリアの中で越境人材として活躍しており、近年になってインタープレナーとして認識されるようになったそうです。今年8月にはケニアへ行き、アントレプレナーシップの講義を現地で行いました。

公益財団法人大阪産業局所属の野崎さんは、スタートアップ支援事業部のスタートアップ創出・支援グループで、スタートアップの方やこれから起業する方、学生の方などをサポートをしています。また万博共創ビジネス推進部で万博関連の業務も兼務しています。「私はインタープレナーではないんですけれども、インタープレナーな人をサポートしたり、そういう方が集う場として大阪イノベーションハブを拠点にお手伝いさせていただいしています。」

吉田さんは「これから大阪は必ず良くなりますし、子どもたちに誇りを持って、この大阪という土地で仕事をしてもらいたいんです。グローバル化は大切ですけど、まずは自分の住んでいる土地や仕事をしている場所に愛着を持ってから、 外に出て欲しいと思っていて、私はこれをライフワークとしております。」と想いを語りました。

リジェネラティブな社会づくりを目指す中で、誰もがインタープレイナーになる時代です。インタープレナーの重要性について聞きました。

本業が弁護士の寺田さんは「弁護士はまさに越境が必要な業界で、社会の集約された課題を解決する仕事なんですよね。全体が見えてないと狭い専門の世界にはまりすぎてしまって、外が見えていかない。プロフェッショナル人材のインタープレナーも出てきましたけど、専門家こそ越境しないと未来を見据えて社会に求められる本質的な課題解決ができなくなるじゃないかなと思います。」

野崎さんは「私は毎年やる業務がいろいろ変わります。だから、1人ではできなくて、周りを巻き込んで、助けてもらわないと回りません。となると、社内外の知っている人に聞くのが一番早いんです。いろんな人に相談するために越境が必要でした。そのスタイルが今の働き方になったので、みんなもインタープレーナーになった方がいいんじゃないかと思います。」

インタープレナーが活躍する社会

リジェネラティブな社会社会づくりを目指し、インタープレナーが活躍していくには、どんな社会にしていくべきでしょうか。

「特殊に見られがちなんです。」と切り出したのは寺田さん。「私の場合は、自分のナチュラルな感性に従ってやりたいことや社会に望むことに取り組んできました。多くの人がそうできないのは、天職や副業に対する壁、 それと偏見ですよね。そういったマインドセットを変えていかないといけないと思いますね。インタープレーナーの存在は、社会をもっと速く発展させるために不可欠です、と。 」

深田さんは「誰もが複数のアイデンティティや肩書き、役割を持つ時代はもう当たり前になっているんですよ。なってないように見えるのはバイアスでしかありません。それに社会が複雑化していて、1つの専門性のある人たちだけでは解決できないことが多い。 だからインタープレナーはすでに広まっています。」と話しました。

最後に「インタープレナーになるにはどんな行動をしていけばいいか」について聞きました。

「恐れることは何もないので、今いる場所にちょっとでも違和感があったらどんどん動いてください。」と寺田さんは最初の一歩を後押ししました。吉田さんは「ハードルをあまり意識せずに、自分もインタープレーナーだと言ってください、というのが今日の最後のメッセージです。」と伝えました。

インタープレナーについて熱く語られたセッションとなり、終了時間を迎えました。

輝く起業家たちへのエール!〜校友会の大学起業サポート、最新アプローチ大公開!~

甲南大学、明治大学、そして立命館大学などの校友会サポートメンバーが結集し、各大学の校友会が実施している起業サポートが紹介されました。校友会とはいったい何なのか、各校友会がどのようにして若き起業家たちを支援しているのかなど、それぞれの活動について話を聞きました。

登壇者

  • 中林 哲 氏(Satoshi NAKABAYASHI)
    = オフィスセントグローブ株式会社 代表取締役
  • 西村 吉貴 氏(Yoshitaka NISHIMURA)
    = 明治大学 明治大学大阪校友会長
  • 中川 典哉 氏(Yashiya NAKAGAWA)
    = 大阪大学共創機構渉外部門 特任研究員、大阪大学経済学部同窓会幹事|大阪ベンチャー研究会世話人代表|中小企業診断士

モデレーター

  • 清水 康子 氏(Yasuko SHIMIZU)
    = 立命館大学 RIMIXサポーターズクラブ会長

それぞれの活動

はじめにモデレーターの清水さんから校友会の説明がありました。清水さんは立命館大学の校友会代表を務めています。「校友会は同じ大学を卒業した人たちの集まりです。メンバー同士の交流を図ることと、母校を応援すること、を大きな目的としています。」

続いて甲南大学の卒業生である中林さん。若手の卒業生として、若い人たちが校友会に来る理由を作れないか、と甲南総合研究所を立ち上げました。起業したい、もしくは社会のことを知りたいという学生を卒業生の経営者たちで支援していこうと活動しています。

明治大学卒業の西村さんは大学発のスタートアップと創業支援をしています。明治大学の校友会も若手が参加しにくい状況にあり、今の時代に沿った新しい形を模索しているそうです。

大阪大学経済学部の同窓会で代表幹事をされている中川さん。大阪大学の研究員で寄付金を募るファンドレイザーをしています。中小企業診断士の資格を持ち、ベンチャーの勉強会をボランティアで開催し、スタートアップ支援しています。

自己紹介の後、いままでの活動について聞きました。中林さんは「学生の考える企業と社会人の方の考えている企業の温度感をいかに埋めていくのか。私は大学でキャリアデザインという就職活動を教える授業の講師もやっているんですけど、学生には企業を通じて、社会を知ってほしいなと。失敗しながらも色々な人にお世話になって、社会の仕組みを知っていく。それが成功につながるのかなと思っています。」

Q&A

来場者から「学生や若い層からすると校友会の上手な活用方法が分からないと思います。校友会側から、こういうふうに頼って欲しいという点をお教えいただけますか?」と質問の手が上がりました。

それに対して清水さんは「やって欲しいことや紹介して欲しい人をリクエストとして、どんどん投げてください。そうすると誰か解決してくださる方をつなげられると思います。」とサポートしたい気持ちを伝えました。西村さんは明治大学の校友会大会の紹介をしました。全国の校友が一同に集まる会で、さまざまな分野で活躍する人と出会える場であり、交流を広められる機会だと話しました。

立命館大学のサポーターズクラブに参画している嶋田さん。「事業プランを持ってきた学生に改善点の提案をするんですが、本業が会計士ですので、資金調達など厳しい現実も少し分かってもらえるようなこともアドバイスするようにしています。中には話が脱線して、就職活動に悩んでますとか、兄貴的な形で今後の進路相談も受けることもあります。」

すべてのセッションを終え、会場の熱が冷めぬまま今回のOIC CONNÉCTも幕を閉じました。

最後に

第14回目となるOIC CONNÉCTでは、スタートアップの魅力とリスク、成長組織の秘訣、リジェネラティブな社会作りや新しい生き方・働き方、そして起業家へのエールや大学起業サポートの最新アプローチなど、多岐にわたるセッションが展開されました。今回も、OIC CONNÉCT-Uのワークショップでは、学生や若手起業家のリアルな課題についての深い洞察を得ることができました。次回OIC CONNÉCTでは、どのようなインスピレーションやネットワークが待っているのか。次回の開催は、11月8日(水)を予定しています。LEARN.CONNECT.SHARE.一緒に新しい知識や経験を共有し、より豊かなネットワークを築き上げましょう。

詳細&Sign-up:https://oic-connect-15.peatix.com/

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