OIC CONNÉCT #15 レポート

Venture Café Tokyo
18 min readDec 11, 2023

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多様な人が交流し、学びの機会を創出するプログラムとして立命館学園とVenture Café Tokyo(ベンチャーカフェ)が主催する「OIC CONNÉCT(オーアイシー コネクト)」の15回目が、2023年11月8日 (金) に立命館大学 大阪いばらきキャンパスにて開催されました。

OIC CONNÉCT #15

OIC CONNÉCTは、毎月1回、立命館大学 大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市、通称OIC)にて開催されるイベントです。参加者はイノベーター達による講演やワークショップ等を通じて、学びながらネットワークを広げることができます。

第15回となる今回は、以下の4つのセッションが行われました。

  • なぜいま、女性向けのサービスが必要なのか
  • 関西のリソースが結集するインキュベーションプログラム“起動”とは
  • 次世代・未来の学びトークセッション 〜メタバース☓教育の事例から〜
  • 社員が未来への想いを事業化していく新事業創造プログラム、「ON1000」の新規事業開発のリアル

会場の別スペースでは、NeiPia合同会社の東さんと株式会社モクジヤの鈴木さんをMCに迎え、課題発掘ワークショップ「3秒後あなたに降り注ぐ社会問題を洗い出せ」を開催。現代に存在する数多くの社会問題を明らかにし、多角的に問題を認知することにつなげました。

オープニングでは、OIC CONNÉCTやVenture Café Tokyoの世界観、参加者がお互いに安心して楽しむためのコツや簡単なコミュニティ・クレドの話があり、セッションに移りました。

なぜいま、女性向けのサービスが必要なのか

女性の社会進出などに伴い、増え続けている女性向けサービス。 華々しいマーケティングや女性の憧れとなるブランディング。実はその裏には開発者たちの強い想いと挑戦があります。 なぜ、フェムテック・セルフケア市場で挑戦するのか。スタートアップだからこそ挑戦できることは。この市場で戦うスタートアップ2社がどのように挑戦していくのか、ありのままをシェアしました。

登壇者

  • 浅井 しなの 氏(Shinano ASAI)
    = 株式会社asai CEO
  • 後藤 友美 氏(Tomomi GOTO)
    = 株式会社SUSTAINABLEME CEO|FeMind創設者
  • 藤枝 樹亜 氏(Jua FUJIEDA)
    = OIC CONNECT 学生アンバサダー
  • 吉田 航大 氏(Kota YOSHIDA)
    = OIC CONNECT 学生アンバサダー
  • 太田 晶景 氏(Shokei OTA)
    = OIC CONNECT 学生アンバサダー
  • 小室 梨麗花 氏(Ririka KOMURO)
    = OIC CONNECT 学生アンバサダー

タブーの話

自分自身の悩みを解決する思いで会社を立ち上げた浅井さん。生理に悩まされてきた経験から、いままでタブーだった生理を可視化するアプリ”reanne”を開発しました。

後藤さんは、更年期によって夢を諦めない社会を作りたいと、女性だけでなく男性へもサービスを展開しています。

”タブー”の語源について質問を投げかけられた学生アンバサダーたち。「ポリネシア語では”月経”が語源になっている説があります。」と浅井さんが説明し、生理特有の悩みがいかにタブー視されてきたか、歴史を踏まえて説明しました。

「女性特有の課題は、生理も更年期も、なかなか共通言語になっていないと感じます。一緒に解決しましょう、ではなく個人の問題として認識されてしまうんですよね。」と後藤さん。

男性陣からは太田さんが発言しました。「生理痛のことで産婦人科に行きたいと母親に相談したら、若い子が行くと変な目で見られるし、知り合いに会ったら変に思われるかもしれないから行かない方がいい、と言われた知り合いがいます。本人はタブー視していなかったのにそれから意識するようになってしまった、というエピソードを聞いて世代間の意識の違いも問題なのかなと感じました。」

女性向けサービスの必要性

フェムテック(FemTech)は、女性(Female)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた言葉で、女性特有の悩みをテクノロジーで解決するサービスや商品のことです。「女性特有の悩みは毎月のホルモンの変化に左右されますが、男性はほぼ一定なんですよね。とくに月経関連の症状では50種類あると言われています。」と浅井さんが説明しました。

後藤さんは、”フェムテック”は女性性を主張するものではない、という姿勢を大切にしていると話します。「日本では流行語のようになっていますが、男性・女性ともお互いを知るきっかけでしかないと思っています。」

そう答える後藤さんに浅井さんが「女性だけでなく男性も一緒に考えていこう、解決していこう、という考え方をどのようにサービスに落とし込んでいるのでしょうか?」と質問しました。

「もともとは女性の更年期に対してのサービスを提供していたのですが、男性から相談を受ける機会が増えたんです。男性もライフステージに沿った健康課題があると気付かされて、男性向けのサービスも提供するようになりました。女性は男性のことを知る、男性は女性のことを知る、そこからお互いに何ができる、というテーブルで話を進めていきたいと思っています。」と答えました。

「普段からのコミュニケーションが不調を抱えた時のサポートの厚さに変わってくると思っています。男性も女性もお互いの健康課題を理解し、コミュニケーションを醸成しておけると、不調を言いやすかったりサポートを受けやすい環境が作れるんじゃないかと思います。」

浅井さんは「タブー視されていた時代に比べれば、今日のように男性も女性もいる中で女性特有のテーマでセッションできるようになり改善されていると感じる一方で、その課題を一緒に考えられる環境や社会的な考え方をアップデートさせていかなければならないです。」と感想を述べました。

女性向けサービスについての現状や課題を知るセッションとなり、時間を惜しまれつつセッションを終えました。

関西のリソースが結集するインキュベーションプログラム“起動”とは

関西では、2025年大阪・関西万博に向けて世界が注目する成長分野でスタートアップを創出するため、関西圏の企業・大学・自治体のリソースを結集させたインキュベーションプログラム“起動”を実施しています。第2期の応募スケジュールなどに関して説明されました。

登壇者

  • 是洞 公紀 氏(Kiminori KORETO)
    = 公益財団法人 大阪産業局 スタートアップエコシステムコンソーシアム事務局
  • 小林 正克 氏(Masakatsu ONO)
    = 小野薬品工業株式会社 経営企画部デジタルヘルス事業企画課 兼 ビジネスデザイン部 事業企画課課長
  • 土屋 毅雄 氏(Takao TSUCHIYA)
    = 三井住友海上火災保険株式会社 関西企業営業第三部部長 大阪・関西プロジェクトチーム チームリーダー
  • 橋本 一輝 氏(Kazuki HASHIMOTO)
    = 株式会社ダイセル セイフティSBU 事業推進室 事業企画グループリーダー

モデレーター

  • 野崎 麻衣 (Mai NOZAKI)
    =公益財団法人 大阪産業局 スタートアップ支援事業部

”起動”とパートナー企業

はじめに是洞さんから”起動”について説明がありました。スタートアップ・エコシステム拠点都市として関西が国から指定を受けていることや、岸田内閣において2022年をスタートアップ創出元年として関西が注目されていること、2025年の万博開催など、関西は大きな盛り上がりを見せています。

「そのような背景で動いたのが”起動”です。創業前から創業5年以内を対象に最大1000万円の活動資金と6ヶ月のビジネス面の支援を実施。関西に眠るスタートアップとその予備軍を掘り起こして、有望なスタートアップ、グローバルなスタートアップを輩出する仕組みです。」

”起動”は、多くの企業が参画し、20以上の大学と連携した経済団体、自治体も巻き込んで活動しています。このセッションではパートナー企業から3名が登壇し、ディスカッションしました。

関西の今のスタートアップシーンはパートナー企業にどのように見えているのでしょうか。小野薬品工業の小林さんは「僕自身が大阪の出身なので、地域に還元したい気持ちもありますし、関西で起業が増えているのはとても楽しそうだなと思っています。」とコメントしました。

関西のスタートアップは数や資金調達額で東京に大きな差がつけられていると話す三井住友海上火災保険の土屋さん。「大阪で起業したスタートアップでも、早い段階で東京に行ってしまいます。それをどうしても大阪に留めたい。大阪で活動を続けてもらえるように、”起動”に参画したスタートアップとの接点を広げていきたいと思っています。」

第2期の募集がスタートしている”起動”。「関西のリソースを結集してオール関西でスタートアップを増やし、関西の地位を高めることをめざしています。パートナー企業の皆さんも資金も含めてしっかりサポートしていく姿勢で臨んだプログラムです。ぜひ多くの方に応募していただきたいと思っています。」と是洞さんがアピールしました。

“起動”にかける想い

パートナー企業として”起動”に参画したきっかけについて土屋さんは「大阪の良いスタートアップを探すために始めました。」と切り出します。「関西は産学連携が進んでいて良いスタートアップがたくさんあってもなかなか探せないという状況でした。第1期では”起動”で出会った企業と連携ができたり、POCが一緒にできたりしたので、参画して良かったと思っています。

小林さんは「スタートアップ投資はしていましたが、大規模にできていませんでした。自分たちが期待する技術やサービスを持っているスタートアップを自分たちで見つけるのは難しいと感じていました。自然に情報が入ってくるような場で動いた方が効率がいいと思ったんです。」と話しました。

第2期からの参画が決まっているダイセルの橋本さん。「会社として新規事業に本気で取り組んでいくフェーズに入っています。我々は老舗企業ですが、社内で新規の取り組みの成功体験が少なく、社外のパワーや考え方、文化を取り込んでいく必要があると考えているんです。”起動”への参画で得るものもたくさんあるでしょうし、人との繋がりにも期待しています。」

質疑応答のあとに”起動”の募集説明会・事前相談会の案内があり、セッションを終えました。

次世代・未来の学びトークセッション 〜メタバース☓教育の事例から〜

教育の未来に焦点を当て、未来の教育の形を考えるトークセッションです。メタバースで実現されている最先端の教育事例を紹介しました。また、アカデミア、ゲーム研究開発、臨床心理士など、メタバース最前線で活躍している専門家の皆さんと教育の未来についてディスカッションしました。

登壇者

  • 後藤 智 氏(Tomo GOTO)
    = 立命館大学経営学部准教授|株式会社Design plus R代表取締役
  • 坂井 冬樹 氏(Fuyuki SAKAI)
    = 株式会社Halle Game Lab 代表取締役
  • 冨岡 奈津代 氏(Natsuyo TOMIOKA)
    = 臨床心理士・公認心理師

モデレーター

  • 水瀬 ゆず 氏 (Yuzu MINASE)
    = 学校法人早稲田大阪学園 向陽台高等学校 メタバースアドバイザー、一般社団法人プレプラ 代表理事、株式会社ゆずプラス 代表取締役(本名:岡村謙一)

メタバースの課題

世界初のVRメタバースを活用した不登校支援プログラムを主宰する水瀬さんをモデレーターに迎え、セッションがスタートしました。登壇者としてさまざまな専門領域から3名が集まりました。

ゲームエンジニアのマネージャーをしていた坂井さんは、現在メタバースの次の技術の活用に取り組んでおり、今日はゲームの観点からメタバースについて話します。冨岡さんはスクールカウンセラーをしつつ、メタバース不登校学生居場所支援プログラムの”ぶいきゃん”で心理士として不登校の子たちの関わり方や対処方法を助言しています。デザインDXをデザインの観点から支援する後藤さんは、メタバース上のデザイン教育や起業家教育にも携わっています。

メタバースについて水瀬さんは「メタバースとはツールではなく、社会である」と捉えていると話しました。「メタバースって何?というと、次世代型オンラインコミュニケーションだと言えます。対面でのやり取りのような感覚をインターネットで世界中どこからでもできるのが次世代なのです。そして、現実とは別の、もう一つの現実世界だということですね。」

メンタルヘルスの観点から冨岡さんは「VRゴーグルでメタバースに入る一番のメリットは、安全安心が確保された状態で社会に一歩踏み出るところだと思っています。怖いな、逃げたいなと思った瞬間にゴーグルを外せばもうそこは現実世界で自分のベッドルーム、つまり安心できる場所に戻れる。何かにチャレンジするにはすごくいい環境で、現実世界でいきなりコミュニケーションをとるのは難しいけれど、リアルに近いメタバース上ですごく精密なリハーサルができるんですよね。」と可能性の大きさを話しました。

「問題点としては、メタバースでのメンタルヘルスの専門家があんまりいないことです。メンタルヘルスの専門家にはもっとメタバースを使って欲しいなと思います。」

後藤さんは「デザイン思考はモノの意味を与える、が定義です。デザインは主観を取り扱うものなので、デザインマネジメントはいかに主観を出させるかなんですね。しかし、日本企業は組織へのアイデンティティの同一化が強いので、個人としての主観が出てこなくなります。だから、多様な社会的アイデンティティが顕在化されてインクルージョンできるのがメタバースじゃないかと思いますが、いかがでしょうか?」と冨岡さんへ投げかけました。

「いろいろな方を見ていると、アバターを使いこなしている方がたくさんいます。どんなアバターでも許される社会がメタバースにはあるんですよ。それぞれのアイデンティティーが認められるのは、メタバースだからこそなのかなと思います。」と冨岡さんは答えました。

メタバースと教育

水瀬さんから教育の視点でのメタバースについて質問されました。「ゲームの世界が現実にもやってきたと感じています。」と坂井さん。「ゲーム業界から見ていると、メタバースで遊んでいる人たちは、自分で作ったものを自分だけでなく、他の人にも遊んでもらうのが楽しみになっているように思います。なので、自分で授業を作ってみんなと取り組めれば面白いんじゃないかなと。」

冨岡さんは「自己表現の選択肢をたくさん持っているほうがメンタルヘルス的には良いんですよ。メタバースはアバターを選ぶだけでも自己表現になります。アバターを通して、自己理解も深まりますし、自己肯定感も高められると思います。」とメリットを話しました。

「子供を支援する側にも結構メリットがあると思っています。子ども一人ひとりの発達段階に合わせようとすると、リアルだと場所や物が限られてしまい、コストもかかりますが、メタバースだとその制限がないので、子供にフィットしたものを用意しやすくなります。そこに私は可能性を感じています。」

メタバースの教育全体におけるメリットや学びの広がりについて熱く論議されたセッションとなりました。

社員が未来への想いを事業化していく新事業創造プログラム、「ON1000」の新規事業開発のリアル

「ON1000(オンセン)」はJR東日本グループ社員一人ひとりが、未来への想いを事業化していくプログラムです。なぜ日本最大の鉄道事業者であるJR東日本が、社内ベンチャー制度を運営しているのかという経緯から、実際のプログラムの状況、そしてそこから生まれた事業を紹介しました。

登壇者

  • 平田 絵美 氏(Emi HIRATA)
    = 東日本旅客鉄道株式会社 マーケティング本部 くらしづくり・地方創生部門 新規事業ユニット チーフ
  • 小西 好美 氏(Yoshimi KONISHI)
    = 東日本旅客鉄道株式会社 マーケティング本部 くらしづくり・地方創生部門 新規事業ユニット 副長

ON1000とは

はじめに平田さんから会社の説明がありました。「私たちは鉄道会社というよりも人を起点にした価値・サービスを創造していく会社で、輸送をIT・Suicaそして生活サービスと連携を進め、DXやCX推進にも取り組んでいます。」

平田さんは”ON1000 ”でプログラムの運営や制度設計、体制構築に携わっています。「ON1000はJR東日本発足30年を記念して開始された社内ベンチャー制度です。社員のアイディアを起点に多くの新事業が生み出されるように、という想いを込めてON1000と名付けられました。JR東日本グループ社員だったら誰でも応募できて、社会を変えるビジネスを応募者自身が推進していくプログラムです。JR東日本の未来をつくる新領域に挑戦する事業であること、をコンセプトに掲げています。」

「ON1000の特徴は3つあります。一つめはエントリーが簡単で、600文字程度のアイデアでエントリーが可能なこと。二つめは外部の専門家によるメンタリングによる手厚いフォローがあること、三つめはインプットを多く実施し、アイディア化・事業化のサポートをおこなっていることが特徴となっています。」いままでに応募があったアイディアや取り組みも紹介され、ON1000への理解を深めました。

ON1000を通して会社から社会を良くするような大きな動きにつなげていきたい、と平田さんは説明を締めくくりました。

ON1000で得られたこと

小西さんはON1000に応募し、今年からサービスを開始しました。「ON1000プログラムに成長させてもらって、会社人としてやりがいを持って楽しく仕事をさせていただいています。」と話します。

育休後にフルタイムで復帰したものの、仕事と子育ての両立が想像以上に大変だったという小西さん。「当時、周囲の方から”チームの補佐的に働いてくれたら良いよ”と言われたのがショックだったんです。鉄道会社は女性が多くないので、同じように悩む人とタイムリーに相談できたらなと思いました。ON1000は応募が手軽だったので、同僚と特急電車で移動中にアイディアシートを書いてエントリーしました。」とON1000に応募したそうです。

小西さんは「ワーキングマザーが変化を前向きに楽しめる社会へ」をビジョンに掲げています。「大手企業で働いているワーキングマザーをターゲットに、会いたい相談相手を探して1on1で相談ができるキャリア形成支援サービスです。大手企業の人事部と契約し、クローズで信頼感の高いワーキングマザーたちに出会える場を提供しています。」

「ON1000で実際に事業を進めてみて、大手企業で新規事業をやるメリットの大きさを実感しました。それと、キャリアを断絶されたと思いましたが、アントレプレナーシップを磨いて新たなキャリアを開けたのも本当に良かったなと思っております。」と感想を述べた小西さん。

質疑応答では、ON1000の具体的なサポートや応募のハードルを低く設定している理由について質問があり、参加者のプログラムへの興味の強さを感じました。

すべてのセッションを終え、会場の熱が冷めぬまま今回のOIC CONNÉCTも幕を閉じました。

最後に

第15回目のOIC CONNÉCTでは、女性向けサービスの必要性、関西のインキュベーションプログラム’起動’、メタバースと教育の組み合わせ、そして社員主導の新事業創造プログラム’ON1000'に焦点を当てたセッションが展開されました。加えて、NeiPia合同会社と株式会社モクジヤが主催する課題発掘ワークショップ「3秒後あなたに降り注ぐ社会問題を洗い出せ」も開催され、参加者に現代の社会問題への深い洞察を得る機会となりました。今回も多くの参加者に新たなインスピレーションとネットワーキングの機会を提供したOIC CONNÉCT。今後も一緒に新しい知識や経験を共有し、より豊かなネットワークを築き上げましょう。LEARN. CONNECT. SHARE. 次回もお待ちしております。

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