OIC CONNÉCT #12 レポート

Venture Café Tokyo
20 min readSep 21, 2023

多様な人が交流し、学びの機会を創出するプログラムとして立命館学園とVenture Café Tokyo(ベンチャーカフェ)が主催する「OIC CONNÉCT(オーアイシー コネクト)」の12回目が、2023年8月4日 (金) に立命館大学 大阪いばらきキャンパスにて開催されました。

OIC CONNÉCT #12

OIC CONNÉCTは、毎月1回、立命館大学 大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市、通称OIC)にて開催されるイベントです。参加者はイノベーター達による講演やワークショップ等を通じて、学びながらネットワークを広げられます。

第12回となる今回は、以下の4つのセッションが行われました。

  • 関西発スタートアップと踏み出す世界への一歩
  • Take Your Health Innovation!! 医療・ヘルスケア分野におけるイノベーションのグローバルトレンドとアントレプレナーシップ
  • スタートアップ・イニシャルプログラムOSAKA(SIO) BASIC~個人の感性から生まれる社会価値の高い起業とは~
  • SUNDRED Hour:MIRACLE 「インタープレナー」の創造する新産業のカタチ

会場では、スタートアップや生徒・学生が作ったプロトタイプを試せるデモテーブル、OIC CONNÉCT-U「BABSON流 起業家方法論」という勉強会も催されました。

オープニングでは、OIC CONNÉCTやVenture Café Tokyoの世界観、参加者がお互いに安心して楽しむためのコツや簡単なコミュニティ・クレドの話があり、セッションに移りました。

関西発スタートアップと踏み出す世界への一歩

株式会社リバネスでは、2019年より科学技術や情熱をもって世界を変えようとするチームを発掘・育成する『大阪テックプランター』を開催してきました。セッションでは数々のアカデミア研究者・ベンチャー企業に伴走し、研究成果の社会実装に向けて背中を押してきた井上氏とともに、スタートアップが関西から世界に向けた一歩を踏み出す術を議論しました。

登壇者

  • 井上 浄 氏(Joe INOUE)
    = 株式会社リバネス 代表取締役社長 CCO
  • 岸本 昌幸 氏(Masayuki KISHIMOTO)
    = 株式会社リバネス 創業開発事業部
  • 寄玉 昌宏 氏(Masahiro YORITAMA)
    = 株式会社Sydecas

研究者であり、経営者であること

はじめに登壇者の自己紹介がありました。研究が大好きで、経営者でありながら研究者でもある井上さん。「長い間、薬学で免疫の研究をしてきました。やってきた研究結果を社会実装したいし、基礎研究を深めることも諦めたくない。やっぱり面白いんです。日本は何かひとつの匠になることが美学とされていますが、もし世界を変えたいなら、僕が経営者であり研究者であるように、矛盾する2つを自分の中にしっかり持てるかが重要な視点です。」と冒頭から熱く語りました。

井上さんは「世界初の事実が目の前で自分の手で証明できる、これ以上面白いことはない。」と研究を続ける理由を述べました。「経営は自分たちが新しいことを切り開いていくことです。世の中に受け入れられるのか、社会的にインパクトがあるものとして発展できるのか、世界の課題を解決できるのか、という仮説をビジネスにするんです。」と自身が好奇心をエネルギーにして生きている背景を話しました。

超異分野学会から生まれる新分野

創業開発事業を担当する岸本さんは数学が専門。「最近はデータ分析の分野でデータの構造に数学が応用されているんです。」その見解を活かし、いくつもの分野や技術を集めて社会課題を解決できるのではないか、という想いで超異分野学会を企画しました。

「学会では専門の先生方が最先端のデータが正しいかどうかを議論するんですが、新しいものが生まれる瞬間というのは、自分とは少しは離れた分野の人と話をしたとき。その距離感が新しい分野になるということなんです。事業も同じですよね。」と井上さん。「そのような出会いの機会を積極的に作ろうとしたのが超異分野学会なんです。」

岸本さんが手がける関西テックプランター。東京からはじまったのに、なぜ関西でやっていくのでしょうか。「海外メンバーが出入りする環境を活かして、大阪から東南アジアへの接続を東京のカンターカルチャーとして進めていきたいんです。2025年の大阪万博も意識しています。」

「研究と社会、社会課題とソリューションはあまりにもかけ離れていました。日本でベンチャーや新しいことが起きないのは、これらをつなげる人がいないのだと感じました。」と井上さん。「僕たちは研究者側から社会側を勉強して、両者を繋げられる”サイエンスブリッジコミュニケーター”という職業を開発しました。サイエンスとテクノロジーをわかりやすく伝え、研究者と異分野・課題と解決できる技術をつなぐ人材を育成しています。」

井上さんが経営する知識製造業は「課題を発見し、自ら知識を集め、自ら新しい仕組みを生み出し、自ら実装するのだ」と説明しました。

ベンチャーで大切なこと

立命館大学OBの寄玉さん。「日本の伝統素材で”あたらしい食のカタチ”をつくる」をコンセプトにNinja Foodsというフードテックを営んでいます。糖尿病になりやすい家系の寄玉さんは「自由に食を楽しめないことは人生の幸福度を著しく下げる」と考え、事業をスタートしました。世界のトレンドも見越し、蒟蒻で日本から世界の食を変えようと邁進しています。

「ベンチャーは小さく細かい試みをできるだけ早く試してフィードバックをもらって次を試す、何度もやっていかないと前に進みません。完璧な物を作って出してボコボコにされて諦める、というサイクルになってしまうとベンチャーはできません。」と井上さん。「一つ一つを試しながら視差を高めていくのが大切なんです。」

ホットな内容が盛りだくさんだった本日一つ目のセッションを終えました。

医療・ヘルスケア分野におけるイノベーションのグローバルトレンドとアントレプレナーシップ

人の命や生活の質に直結する、医療・ヘルスケア分野ではイノベーションが世界各地で起きています。解決すべき課題も、日本国内に限られたものではありません。この分野に特化して多くのスタートアップの技術・サービスの事業化を手掛けてきたMedTech ActuatorのCEOから世界のトレンドをシェアしつつ、実際に世界の患者のために奮闘するスタートアップと対談します。

登壇者

  • バズ・パーマー 氏(Buzz PALMAR)
    = CEO, MedTech Actuator
  • 久保 とくみ 氏(Tokumi KUBO)
    = MiaLuce inc. CEO、闘病コミュニティRe:live founder|CEO, MiaLuce inc./ Founder, Relive
  • 金田 理沙 氏(Risa KANEDA)
    = MiaLuce inc. COO

モデレーター

  • 平井 志穂 氏(Shiho HIRAI)
    = ジェトロ大阪本部 イノベーション課 プロジェクト・マネージャー / Project Manager, Innovation Div, JETRO Osaka

Healthcare is now a game-changer

ジェトロ大阪では、ヘルステック・メドテック・バイオテック業界にフォーカスしてエコシステムを構築するため、2つのプログラムがスタートしています。

MadTech ActuatorのCEOであるパーマーさんとオンラインで繋がりました。パーマーさんは近年、医療・ヘルスケア・ライフサイエンスの分野で注目されているキーパーソン。元整形外科医という経歴に加え再生医療にも造詣が深いシリアルアントレプレナーでありつつ、政府のアドバイザーやメルボルン大学の教授も務め、初期段階のスタートアップを成長させるためのプログラムを展開しています。

「事業を営む中で、イノベーションやアントレプレナーシップの大切さを理解していない人が多すぎると感じています。ヘルスケアは長年にわたって変化し、現在ではダイナミックに進化しています。ヘルスケアのイノベーションは、人々の生活を大きく変えてきました。」と、体温計や予防接種、レントゲン、CT、近年のAIに至るまで、医療技術の歴史と生活の変化を説明しました。

「近年は、人々の意識は病気になる前にいかに健康でいるかという視点に変化し始めています。これは大きなムーブメントです。健康は症状を改善するための病院通いから、Well Being の域に入ってきました。次の10年でヘルスケア分野はドラマティックに変化するでしょう。私は今後の進化を非常に楽しみにしています。」

ヘルスケアの未来についてパーマーさんは「今後はデジタル面でも製造面でもテクノロジー技術が発展していくでしょう。時代は変わっていきます。アントレプレナーがイノベーションをもたらし、彼らが新しいスタイルのリーダーとなって異業界を繋いでいく、世界を変えるインパクトを与えていく活動を支援したいと思っているのです。」と熱く語りました。

がん患者を支えるサービス

続いて久保さんが手がけるCure Mindを紹介しました。このサービスは看護師として勤務した後、自身もがんを患い、闘病生活の経験から生まれました。患者が解決できない問題をアプリケーションによってサポートするサービスです。

「患者を起点に、アプリケーションが家族やヘルスケアサポート、製薬会社、病院などとつながり、患者をサポートするエコシステムを作っています。」と久保さんは説明しました。「ターゲットは日本だけでなく、英語圏へ広げ、将来的にはがんのみでなく慢性的な病気への対応も視野に入れています。」

ジェトロが運営するプログラムに参加した久保さんの話に続き、ブートキャンプやピッチコンペティションが開催されている様子、そしてオーストラリアのメルボルンでの活動も共有されました。

「彼女たちには強い情熱がありました。パッションは個性になります。さらに世界を独自の視点で見ている姿勢に個性を感じたのです。彼女たちの取り組みはイノベーションをもたらす力があると思っています。」とパーマーさん。

プログラムで得たこと

まだ発展途上だと謙遜する二人。金田さんは「メルボルンのチームと意見交換し、コラボレーションしています。関係を維持するのは大変ですが、SNSで繋がり密接なコミュニケーションを取っています。」と話しました。

パーマーさんは多くのスタートアップを支援し、成功に導いてきました。「私たちは200以上のスタートアップに関わってきましたが、始める時点でグローバルの視点をもち、個に特化しすぎないことが大切だと感じています。彼らは利益よりも課題解決へ熱い想いを抱いているのです。私たちは、そのような強いビジョンを持っている人を支援したいと思うんです。」

最後に参加者との質疑応答の時間が設けられ、ジェトロのプログラムに対する理解をさらに深められました。オンライン参加者からも多くの質問が寄せられ、セッションを終えました。

個人の感性から生まれる社会価値の高い起業とは

起業を考える上で、「ビジネスのアイデアはあるけど、まだ迷うところがある」という方も多いのではないでしょうか。大阪産業局主催のスタートアップ・イニシャルプログラムOSAKA(SIO)Basicは、独学では学べない「事業の立ち上げ方」「資金調達の方法」「事業の認知度を上げる方法」などを学びながら、自分のアイデアをブラッシュアップしていくプログラム。今回は、講師の一人である高岡氏をお招きし、OIC CONNÉCTスペシャルセッションとしてプログラム内でしか聞けないような話をお聞きしました。

SIO Basic:https://osaka-startup.com/program/sio-basic/

登壇者

  • 高岡 泰仁 氏(Yasuhito TAKAOKA)
    = GOB Incubation Partners株式会社 代表取締役社長 CEO

モデレーター

  • 田中 彩葉 氏(Ayaha TANAKA)
    = 公益財団法人 大阪産業局(大阪イノベーションハブ)コーディネーター

スタートアップ・イニシャルプログラムOSAKA(SIO)Basic

「スタートアップ・イニシャルプログラムOSAKA(SIO)Basic」は、まだ世の中にない新たな価値を自ら創出し、大阪からグローバルを舞台に市場を求める初期段階のスタートアップおよび起業前後の方を対象として、事業立ち上げ時に必要とされる方法を学ぶ専門的な支援プログラムです。

プログラム講師である高岡さん。「世界観に投資する会社」をミッションに掲げ、社会にとって良いことが儲けを生み出す事業をどうやって作っていくのかを追求しているGOB Incubation Partners株式会社において、社会価値と経済価値を両立する事業を作ろうとしています。

社会価値って何?

キーワードはCSV (Creating Share Value)「共通価値の創造」だと高岡さんは説明します。「企業が社会課題や問題に取り組むことで社会的価値を創造し、結果として経済的な価値も創造されること。社会的価値が高ければ高いほど儲かる、という事業を作るのがCSVと近い概念なのだと思います。」

高岡さんは「社会的価値が高いからといって社会課題を解決しているとは限らないと思っています。昔から言われている”三方よし”という言葉がありますが、私たちは空間認識だと捉えています。自分達だけでなくお客様にとって、そしてステークホルダーや関係者にとって、さらに環境や社会・地域にとっても良い形です。現代の社会においては、空間だけではなく時間=未来にとっても良いという考えが求められていると考えます。なので、単に儲かったら良いという事業は私たちの投資に値しないんです。」と説明しました。

感性ドリブンで事業をつくる

AirbnbやFacebookを例に挙げて、身近なビジネスが個人の感性からスタートしていると説明しました。「事業は何を起点にスタートしても”面白いと思える感性”がないと作っていけないんです。個人の感性が未発見の価値を捉えているんだと思います。」

”アート思考”は自分起点でどんな構想で社会に変化を変化を作るのか考え、自分の体験や美意識に向き合って社会でのモノの見方を磨くことで、何をするどんな社会になるかという世界観を描いていきます。

高岡さんは「事業の成長段階に合わせて、アート思考-デザイン思考-ロジカル思考-マーケティング思考、と頭を切り替えながら事業を構築する考え方が求められます。これから起業したい方にとっては、まずはアート思考から初めてもらいたいなと思っています。」と述べました。

アイディアはセンスなのでしょうか?「アイディアは既存の要素の組み合わせ以外の何者でもないんです。いきなり生まれるモノではなく、既存の要素を知っている量で決まってくるんです。」と高岡さん。「新聞や本を読むのが推奨されるのは、結局、自分の中に既存の要素を蓄積する助けになります。」

感性ドリブンにまつわるテーマに基づくパートでは、参加者からも鋭い質問が上がり、高岡さんとの熱い対話が繰り広げられました。事業立ち上げ時に大切な考え方を多く学ぶ機会となった本セッション。時間を惜しまれつつ、終わりを迎えました。

「インタープレナー」の創造する新産業のカタチ

一人ひとりの、社会の、地球のウェルビーイングが、あらゆる産業の目的となっている時代。多様な人々・組織による対話を通じて目的の解像度を高め、共感する「実現すべき未来」の設計図をともに描き、共創によって実現していくことが求められています。その主役となるのは、組織を越えて活動する「インタープレナー」。新しい産業づくりについて、インタープレナー実践者とこれから始まるリビングラボのプロジェクトについての対話です。

登壇者

  • 中西 雅幸氏(Masayuki NAKANISHI)
    = NPO法人コミュニティリンク 代表理事|起業プラザひょうご運営管理者
  • 池田 征史 氏(Masafumi IKEDA)
    = 株式会社パソナグループ 事業開発部 担当部長 兼 Natureverse本部 部長
  • 宮川 潤 氏(Jun MIYAGAWA)
    = SUNDRED株式会社 EVP, GM West Region / MIRACLE

モデレーター

  • 吉田 美里 氏(Misato YOSHIDA)
    = SUNDRED株式会社 PMO West Region / MIRACLE

それぞれの活動

はじめにモデレーターの吉田さんから組織の紹介がありました。株式会社SUNDREDは「100個の新産業の共創を目指す”新産業のエコシステムビルダー”」として、新たな成長軸の創出に関わるサービスを一気通貫で提供しています。

続く中西さんはNPO法人コミュニティリンクを運営しています。「人をつなぐ。地域をつなぐ。テクノロジーで社会を変える!」をミッションに、テクノロジーの社会実装を市民参画側から行政や民間企業にアプローチする団体です。神戸をベースにスタートアップのエコシステム構築に従事しています。

池田さんは、淡路島で株式会社パソナグループのパビリオンを担当しています。コンセプトは「いのち、ありがとう。PASONA Natureverse」。淡路島の活動は「人を活かす」を企業理念に人材ビジネスを展開するパソナの事業に通ずると池田さんは説明しました。活躍する人自身が健康で活躍できるために「体・心・きずな」の健康が叶うWell Beingの形を事業にしようとしています。

株式会社SUNDREDの宮川さんが携わるMIRACLEというサークルは、メディカルヘルスケアをさまざまな分野と組み合わせ、イノベーションを起こそうとしています。所属する専門の先生たちの研究データを生かし、サイエンスに基づくWell Beingの創出にこだわっています。「これからは人の幸せだけではなく、社会の幸せ、そして地球の幸せという視点が重要になってきます。」

インタープレナーとは?

宮川さんからインタープレナーの解説がありました。「アントレプレナーは起業家、イントレプレナーは社内起業家。そしてインタープレナーは越境人材です。組織の枠を超えて目的思考で行動できる人を指します。」

「池田さんもインタープレナーなんです。社会課題目的が一致したところでどうやって会社を動かせるか、なんですよね?」と吉田さんが問いかけました。

「人と人、人と産業を結ぶのが自社の得意分野なので、会社が持っているアセットやネットワークを活かして、個人でも会社の枠を超えて新たな社会課題の解決にチャレンジしたいという想いがあります。」と池田さん。

自分がインタープレナーだとは認識していなかったと話す中西さん。「街に入っていき、本質的な課題は何かを議論していますし、コミュニティのメンバーも自分の課題感を持って一緒にプロジェクトを作っています。」

2人の話を聞いた宮川さんは「価値になる物を提供したらビジネスになるはずなんです。社会活動はボランティア、ではなくサスティナビリティが続くためには価値によってお金が動き、さらにそれが本当の価値になってビジネスに成長するという流れになってきたなと感じています。」と述べました。

株式会社SUNDREDが運営するインタープレナーコミュニティーが紹介され、参加が呼びかけられました。

リビングラボとは?

最後にリビングラボについて話されました。「地域の中で地元の住民を中心に、企業・大学・自治体などさまざまな人が集い、地域の課題に向き合って解決策を導こうとするのがリビングラボです。」と宮川さん。「関西では、淡路島でリビングラボを作ろうとしています。」

池田さんは「パソナグループは社会の問題を解決する、かつ人を活かす、が柱になっているので、地域の人が活かされる形を実現していきたいと強く思っています。」と話しました。

淡路島では11月に、Well Beingの実現を目指すビジネスコンテスト『Awaji Well-being ビジネスコンテスト2023』の開催が決定しています。そこでのピッチイベント参加企業の募集が告知され、イベント内容が紹介されました。

「リビングラボは地域をベースにしながら新しい日本を変えていく発想なので、とても良い手法だと思います。アーバンイノベーションは自治体発ですが、スタートアップを社会課題に当てはめるだけでなく、もっと地域住民を巻き込んで大きな広がりにするとリビングラボになるんです。」と宮川さん。

地域で活動する魅力や若者への働きかけなども話題になり、とても活発なディスカッションとなりました。会場の熱が冷めぬまま、今回のOIC CONNÉCTも幕を閉じました。

最後に

関西発のスタートアップが世界へ踏み出す挑戦、医療・ヘルスケア分野の最新のイノベーショントレンド、そして個人の感性から生まれる社会価値の重要性など、各セッションは現代のビジネスシーンの核心をついていました。特に、「インタープレナー」の創造する新産業のカタチというテーマのセッションは、企業内でのイノベーションを追求する者たちにとって非常に魅力的な内容だったのではないでしょうか。

デモテーブルでのプロトタイプの試用や、BABSON流の起業家方法論の勉強会も、新しい発見や実践的な学びの場として参加者に多大な価値を提供したことでしょう。これらのセッションや体験を通じて、参加者は新たな視点やアイディアを持ち帰ったことでしょう。

皆様の知識と経験を更に深化させる場となるOIC CONNÉCTに是非ご参加ください。

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