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YOKOHAMA CONNÉCT始動!Venture Café Tokyoは「Tech and Global」をテーマとした交流プログラムを11月より横浜にて開催

12 min readSep 28, 2024

横浜をグローバルへ!

Community Reportとは

“Community Report”とは、Venture Café Tokyoがパートナーとして連携している団体、イベントや起業家に焦点を当てて紹介する連載シリーズです。さまざまな視点から革新をリードするパートナーたちを取り上げ、彼らの活動や取り組みを深掘りし、発信します。

今回のCommunity Reportでは、8/8(木)に開催されたThursday Gathering #300 — Homecoming!の現地の様子と8/9(金)に発表されたYOKOHAMA CONNÉCTの運営に携わる3名へのインタビューについてお届けします。Venture Café Tokyo, Executive Directorの小村 隆祐、YOKOHAMA CONNÉCT, Program Managerのラージンガー・マルセル、YOKOHAMA CONNÉCT, Program Partner 品川優にインタビューを行いました。

▶ Thursday Gathering 300回目の会場の様子とReview

8/8(木)のThursday Gatheringでは、300回目の開催を記念し、Thursday Gatheringの始まりの場所であるToranomon Hills Cafe(現:OVAL CAFE)にて開催しました。現地のみの開催でしたが、400名以上の方にお越しいただき、セッション・ネットワーキングともに多くの参加者で賑わい、活気に満ちていました。セッションでは、ディープテックやヘルスケアなどの学びだけでなく、これまでの虎ノ門を振り返るセッションや、これからの虎ノ門、東京、日本、そしてアジア、グローバルのエコシステムの未来について語り合うセッションも開催され、これからのエコシステムの盛り上がりに期待が高まる一夜となりました。また、ECOSYSTEM TALK 2024 -エコシステムの今と未来-のセッションではYOKOHAMA CONNÉCTの始動が発表されました!

▶ YOKOHAMA CONNÉCTメンバーへのインタビュー

Marcel Rasinger(ラージンガー・マルセル)

簡単な自己紹介とVenture Café Tokyoとの出会いを教えてください。

2011年から8年間オーストリア大使館商務部にて主にオーストリアのテック関連企業やスタートアップを日本企業と繋げる仕事をしていました。その当時から”CONNÉCT”をキーワードとして仕事をしていました。しかし、大使館の仕事では紹介で終わってしまうことが多く、次第に紹介後のビジネスに繋がる交渉ややり取りに興味が出て合同会社げんてんを2019年に設立しました。独立後はオーストリアに限らず、海外の優秀なスタートアップや起業家を日本と繋げる仕事をしています。

横浜には、日本唯一のドイツ学園があるという理由で東京から引っ越してきて以来住んでいます。引っ越しをきっかけに横浜が好きになり、”横浜をつなげる30人”というプロジェクトに参加し横浜の企業様や横浜を起点に活動されている方と繋がり、その後今回のYOKOHAMA CONNÉCTに繋がっていきました。特に、そのプロジェクトでは今回一緒にYOKOHAMA CONNÉCTの運営にジョインした品川優さんとの出会いもありました。

Venture Café Tokyoとの出会いはオーストリア大使館商務部の在任中にスタートアップの情報を集め始めた時にVenture Café TokyoのThursday Gatheringの1回目に参加したことです。大使館勤務時代には、オーストリアのスタートアップのピッチの場を提供していただいたり、テーマナイトの開催などVenture Café Tokyoとは長い付き合いです。

YOKOHAMA CONNÉCTに対する思いを教えてください。

私が持ってこれる一番の付加価値としてグローバルがあげられると思います。またテクノロジーの分野やオーストリアを代表とするヨーロッパとのマッチングなどYOKOHAMA CONNÉCTに参加してくれる人、入居者に対してニーズに応じた機会や繋がりを提供していきたいと考えています。これらの繋がりの輪を広げることでYOKOHAMA CONNÉCTに来てよかったと思ってもらい、さらにグローバルに繋がるならYOKOHAMA CONNÉCTが一番だと思ってもらえるような場所作りを目指しています。

YOKOHAMA CONNÉCTがどのような色がついていくかわかりませんが、現状横浜は海外の優秀な人材がいっぱい来ていると思うのですが、海外の方は彼らだけで関わりが完結してしまい、現地の横浜の企業と交わらないということがしばしば起きています。ゆくゆくは横浜の現地の人とグローバルの人が交わる場所という色がつけていければと感じています。

YOKOHAMA CONNÉCTでは、Thursday Gatheringのコミュニティを横浜で作り上げるというチャレンジングですが、ワクワクすることに挑戦していきます。それを作り上げるためには、もっともっと横浜を知らなくてはいけないと感じています。

YOKOHAMA CONNÉCTを通して横浜の良い要素を再認識して、今後の横浜を盛り上げていければと思っています。

最後にYOKOHAMA CONNÉCTへ向けて一言お願いします。

楽しくアクションを起こす人たちが集って、インパクトのあるイベントやプロジェクトをやっていけるような場所になっていけばと思っています。また、外資系の大手企業などもYOKOHAMA CONNÉCTにうまく巻き込んでイノベーションを起こしていきたいと考えています。素晴らしいことをしている海外の企業はたくさんいるのに、なかなか注目されていなかったり露出度が低いことによってチャンスを逃したりしていることが多く、今後も積極的にそのような企業と日本の橋渡しを行っていきたいです。

Yu Shinagawa(品川 優)

簡単な自己紹介とVenture Café Tokyoとの出会いを教えてください。

現在6期目の会社を経営しており、横浜を拠点にダイバーシティ&インクルージョン(以下、D&I)の推進をしています。

外国人人材が日本で起業するサポートや日本企業向けに外国人や女性など多様な人材が活躍する組織づくりの研修など、組織開発コンサルティングを専門にしています。

Venture Café Tokyoとの繋がりは、Thursday GatheringがToranomon Hills Cafe(現:OVAL CAFE)で始まった時からあります2019年に会社を設立するタイミングでボストンに拠点を持つFish Family FoundationのJWLI(Japanese women leadership initiative)という社会課題に取り組む女性リーダーを対象としたフェローに選出されました。このプログラムのメンターの一人がバブソン大学の山川恭弘准教授だったということもあり、ケンブリッジのCIC/Venture Cafeでもピッチをさせていただきました。またFish Family FoundationのオフィスがCIC Tokyoにあったことや世界経済フォーラム(WEF)のユース組織・グローバルシェイパーズのメンバーとしてVenture Café Tokyoで定期的にセッションをしていたこともあり、Executive DirectorのRyuさんとは2019年からのずっと長い付き合いです。

Venture Caféとのコラボレーションでどんなことに期待していますか。

横浜には多くのポテンシャルがあると考えています。例えば、開港都市として外から新しい文化や人を迎え入れてきた歴史もあり、外国人市民も多く、暮らしや教育の面でもインターナショナルスクールや大学も多く留学生は神奈川県で1万人以上います。ビジネス面では大企業の研究開発部門がみなとみらいを中心に集積し、高い技術力を持った中小企業もあります。文化面でも美術館や関内を中心としたクリエイターのコミュニティや地域に根差したスポーツチームもあり、多様な魅力があります。良い意味でアウェイであるVenture Caféが横浜に来航することで生まれる刺激が、これらの点在するコミュニティや魅力を繋げていく原動力になるのではと考えています。

最後にYOKOHAMA CONNÉCTへ向けて一言お願いします。

専門がD&Iであり、スタートアップエコシステムにおけるD&のI推進にも関わっているため、横浜の5つのステークホルダー(起業家、企業、行政、大学、投資家)が集い、フラットでオープンなイノベーションを起こす安心安全な場づくりをしたいと考えています。また、Venture CaféのCREDOにもあるsafe & respectful communityを一緒に作って行きながら、多様な挑戦が生まれ、それぞれの挑戦を応援しあえる場になっていくといいなと思っています。

Ryusuke Komura(小村隆祐)

記念すべき300回目のThursday Gatheringが終わりましたが、今までのハイライトや300回目の振り返りを教えてください。

300回やるとは当初思っていませんでしたが、ここまで来たということにはとても嬉しく思っています。ただここまで来れたというのも皆さんと一緒に積み重ねてきたものだなと思っています。This community is truly yoursというふうに言っていますが、まさにこのコミュニティは皆さんと作ってきたコミュニティです。

300回というのもそれで決して終わりではなく、通過点でしかないのでこれからも引き続きエコシステムや世の中のために貢献できるように引き続き頑張っていきたいなと思っています。

今回YOKOHAMA CONNÉCTの始動について発表されましたが、YOKOHAMA CONNÉCT含めVenture Café Tokyoが目指している姿や展望を教えてください。

“Isolation is the enemy of innovation”といいますが何かを起こすには一人ではできません。

多くの人を巻き込みながら、その繋がりというのが重要になってきますので我々としては引き続き横浜の地域においても皆さんのイノベーションを加速させるような繋がりができる場作りというものに励んでいきたいと思ってます。さらに大きな話で行くと、Venture Caféという機能は、その地域をより密接にその他の国内外の地域と結びつけていくという役割があります。我々グローバルネットワークとして世界15都市で展開をしていますが、こういったグローバルネットワークを活かしながら横浜がその他の地域に対して良い影響を与えていくような形で世界中のイノベーションエコシステム、並びに各地域のイノベーションエコシステムそれぞれをパワーアップできるようにしていきたいと思っています。

最後に読者の方に向けて一言メッセージをお願いします。

You are what makes Venture Café. Let’s change the world together.

(あなたがいるからこそ、ベンチャー・カフェは成り立っています。共に世界を変えていきましょう。)

◼ YOKOHAMA CONNÉCTの詳細

詳細は以下のプレスリリースよりご確認ください。

■ Venture Café Tokyo について

Venture Café Tokyoは、“Connecting Innovators To Make Things Happen(イノベーター同士を結びつけて何かを起こす)”をミッションに、起業家や投資家など多様なイノベーターが集まり、社会に対してイノベーションを生み出すコミュニティです。2010年に米・ボストンで設立されたCICの姉妹組織「Venture Café」のアジア初拠点として、2018年3月に日本での活動を開始。バブソン大学(米・ボストン)で教鞭を取る山川 恭弘准教授と、卒業生でもある代表理事小村 隆祐のリーダーシップのもと、国内最大のイノベーション促進/交流プログラムを東京・つくば・名古屋・岐阜・立命館大学大阪いばらきキャンパス・福岡において展開しています。

詳細はこちら:https://venturecafetokyo.org/

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Written by Venture Café Tokyo

Innovation Community Builder in Tokyo.

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