HAPPEN #25: Wo-one 犬飼 奈津子さん

今回、ご紹介するのは「NAGOYA CONNÉCT Weak Ties 女性コミュニティ」のコアメンバーの一人でもある犬飼奈津子さんです。長年、広報として活躍してきたジェイアール東海髙島屋を退職し、今までの経験を活かして企業広報の内製化サポートなどを行う会社「Wo-one」を設立。独立直後から多忙な日々を送っているといいます。 |敷かれたレールに乗っているだけでは息子の道標になれない ――長年勤務してきた会社を辞めて独立というのはそれなりの覚悟が必要だと思いますが、どのような経緯があったのでしょうか? 新卒で株式会社ジェイアール東海髙島屋に入社し、5年目から約15年間、広報の仕事に携わってきました。「日本一露出する百貨店」を目標に、着任当時年間100件程度だったテレビ取材を500件近くへと導きました。1日1億売れるバレンタイン催事として有名な「アムール・デュ・ショコラ」の PRでは、メディア PR から、SNS 運用までを担当し売上に貢献しました。広報の仕事には誇りを持って取り組んできたのですが、年齢的に管理職を目指すことを打診されており、そうなると今までとは仕事内容が変わってきます。本当にこのままでいいのかと違和感を感じるようになったのは、二人目の子供が発達障がいであるとわかった時です。皆と同じようにすることが難しい息子に対して「みんなと同じじゃなくていいから、何か好きなことを見つけたらそれを一生懸命にやりなさい」と伝えるようになりました。息子にそう言いながら、自分自身は「敷かれたレールに乗っている」そんな生き方は息子に対して説得力がないと思ったんです。

HAPPEN #25: Wo-one 犬飼 奈津子さん
HAPPEN #25: Wo-one 犬飼 奈津子さん

HAPPEN #23: Nefront 今村翔太さん

今回のHAPPENストーリーでご紹介するのは、屋内ARクラウドサービス IndooARを開発する「Nefront」 CEOの今村翔太さんです。TSUKUBA CONNÉCTのアンバサダーやセッションのコメンテーターなどとして関わるほか、Venture Caféのつながりからアクセラレーション・プログラムに採択されたといいます。 |今までありそうでなかったサービスを開発 ――学部生の時に起業されたと聞いていますが、そのあたりの経緯を聞かせてください。 現在は東京大学の大学院に在籍していますが、筑波大学情報科学類の3年生だった2021年6月に会社を設立しました。巷では「学生が起業する」ことがもてはやされていた時期でもありましたし、様々なスタートアップ系イベントで刺激を受け、勢いで起業したような部分はありましたね(笑)。当初のビジネスとしては、イベントを起点に学生同士の交流促進をSNS として発展させていこうというようなことを考えていました。でもそれはあまりうまくいかなかったので、事業の方向性を大きくピボットし、現実空間に情報を重ね合わせる拡張現実(AR)のアプリケーションやソリューションを開発しています。初期の技術開発などにある程度の目途がついた今年6月に社名をNefrontに変更しました。

HAPPEN #23: Nefront 今村翔太さん
HAPPEN #23: Nefront 今村翔太さん