今回のHAPPENストーリーは、NAGOYA CONNÉCTのアンバサダーを務めるほか、トイレ研究会の設立、環境団体への参加など精力的に活動する大学生の吉田楓さんにお話をうかがいました。NAGOYA CONNÉCTに関わってまだ1年半くらいとは思えないほど様々な変化があったといいます。

|トイレ界でイノベーションを生み出したい

――まずは自己紹介をお願いします。

富山県出身で現在は三重県在住の大学3年生です。昨年までは名城大学に通っていましたが今年から三重大学に移籍。現在は生物資源学部共生環境学科農業土木学教育コースで「土木技術を使うことでどう農業の生産性を上げてくか」というようなことを学んでいます。

小学生のころ、富士山に登った時に自己完結型トイレというものを知り、それをきっかけにトイレに興味を持つようになりました。高校生の時は学園祭で「ハッピートイレプロジェクト」と称した活動をしたり、名城大学ではトイレ研究会を立ち上げました。東海学生アワード2020には「みんなのためのトイレ革命 by山ガール」というプロジェクトで参加し、ファイナリストになりました。

今年の9月には全国学生トイレ研究会という組織を発足、代表を務めています。これは全国のトイレに興味がある学生が集まり、トイレ界に新たなイノベーションを生み出していこうというもの。若者の力で、これからのトイレの未来を創っていくことを目標とした講演会の企画・運営や、SNSでの情報発信、交流会・勉強会を通じた情報共有などを行います。

学生環境団体「Clean Green」にも参加しています。Clean Greenは今春、クラウドファンディングで活動資金を集め、家庭で出る生ごみを堆肥化する「コンポスト」のキットを製作しました。現在はEC サイト立ち上げを目標にしており、その動画作成を担当しています。

また、10月23日に開講のGreen Innovator Academyの第1期生にもなりました。

Venture Caféに関わるようになってから、トイレへの探求を深めようと突っ走ってきたのですが、実はここ最近、ネクストアクションをどのようにしていこうか悩んでいたんです。ちょうどそのころNAGOYA CONNÉCTの方からGreen Innovator Academyを紹介してもらいました。これは経済と環境の好循環を生むイノベーターを2030年までに1000人育成しようというプロジェクト。「未来をより良く変えるには、先ず今を知り、想像し行動する力、そして仲間が必要だ」というコンセプトに共感し、応募することにしました。
1期生として選んでもらえたのは「トイレ」と「イノベーション」という異例の組み合わせをテーマとし、自身のビジョン実現に向けて少しずつでも前に進んでいることに対して評価をいただけたのではないかと考えています。

様々な活動を通じて人脈やつながりが広がっており、これからかなり面白いことが起きそうな予感がしています。

――NAGOYA CONNÉCTのアンバサダーもしていらっしゃいますが、関わるようになったきっかけは?

以前、通っていた名城大学から「2020年7月31日からNAGOYA CONNÉCTが始まる」というお知らせメールが来たのがきっかけです。Venture Café TOKYOでは毎週Thursday Gatheringが開催されているという告知も受け取ったので、NAGOYA CONNÉCがスタートする前に、まずはThursday Gatheringに友人と参加してみました。

最初にThursday Gatheringに参加した時は、どういう集まりなのかよくわからず、大学の講義のような感覚で手元にノートを用意してメモを取ったりしていました(笑)。
バーチャルネットワーキングスペースに行った時、当時からすでにアンバサダーとして活動している方たちが気さくに声をかけてくださったことがとても印象に残っています。私のトイレプロジェクトの話をしたら面白がってもらえました。気がついたらいろんな人と仲良くなっていて、それが安心感につながりました。

――アンバサダーとしてはどういう活動をされているのでしょう?

Peatixの設定やFacebookでイベントページを立ち上げたり、Zoomでセッションを開催する際のURLを発行するなどの裏方の仕事のほか、セッションのモデレーターを務めることもあります。

直近では、9月24日開催の「Green Innovation -持続可能な社会を考える-」というセッションでモデレーターをしました。この時はセッションの告知文も私が担当することになりました。当初は環境問題の背景にあることへの理解が浅かったため手間取ってしまったのですが、このセッションをマネージしている人が自分で文章を書いてしまった方が早いにも関わらず、私が文章を作成できるようにヒントとなることを与えてくださったんです。いろんなチャンスをもらっているうえに、きちんと育ててもらっていると感謝しています。

|Venture Caféからはいろんなことを学んでいる

――NAGOYA CONNÉCTに参加することで生活や気持ちに変化はありましたか?

NAGOYA CONNÉCTに関わってまだ1年余くらいなのですが、そんな短期間とは思えないほどいろんな変化があったと思います。

まず一つは大学の転入を果たしたこと。大学を変わるというのは自分の中では大きなことなので迷うこともたくさんありましたが、Venture Café Tokyoのアンバサダーにも大学を転入した経験者がいたので、その人をロールモデルとして転入後の自分をイメージすることができました。また、スタッフにユニークな経歴の方がいて、その人と話す中で固定観念に縛られる必要はないということに気がつきました。やりたいことがあり、それを実現させるために、いつどういう手段を取るかは自分次第。逆にやらなければ後悔する。もしうまく行かなくてもまたやり直せばいい、と決心がつきました。一歩踏み出せたのはVenture Caféの存在も大きいと思います。

また、私は富山県出身なのですが、今までは地元とのつながりをあまり持っていませんでした。でもNAGOYA CONNÉCTで6月に開催したツキイチナゴヤのセッションで富山県出身で教育事業を展開する方に登壇いただいたことがあり、その方が富山で推進中のプロジェクトに私を巻き込んでくださったんです。今まで出会ったことのない人たちと知り合うことができ、地元とのつながりを深めることができました。Venture Caféはグローバルな組織なのに、ローカルなところにも浸透しているのがすごいと感じました。

「人の巻き込み方」ということもVenture Caféから学んだことの一つですね。つい最近もNAGOYA CONNÉCT関連のプロジェクトで、ジェンダーに興味があるという学生と知り合ったんですが、生理の貧困ということにテーマ意識を持っているというので「だったらトイレ研究会にも来る?」と誘ってみました。ちょっとでも接点がありそうなら、どんどん人を巻き込んでいこうという感覚はVenture Caféで身に着いたと思います。

|フォローがあるから思い切ったチャレンジもしやすい

――Venture Caféとの関りでうれしかったエピソードはありますか?

いろいろありますが一つ例を挙げると、大阪万博(2025年日本国際博覧会)と関りを持てたことです。3月19日のNAGOYA CONNÉCTで「全員参加型万博 TEAM EXPO 2025 の展望」というセッションが開催されたのですが、ここで登壇者としてトイレをテーマに5分くらいのピッチのようなことをさせてもらえたんです。

実は私は、数年前に大阪万博の開催が決定した時から、漠然とではありますが「将来これに関わりたい」と思っていたんです。まさかまさかそういう話が飛び込んでくるとは思っていなかったのですごくうれしかったですね。

セッションを通じて「私のような普通の学生でも万博に関わっていいんだ」ということを実感し、全国学生トイレ研究会の今後の計画にも「万博への参加」を提示しています。

――Venture Café、NAGOYA CONNÉCTの魅力はどういうところだと思いますか?

十人十色のいろんな個性の人たちが集まっており、普通の学生からしたら雲の上の存在のような人もすぐそこにいらっしゃるというのは、よく考えたらすごいことですよね。

「将来こうなりたい」という人が周りにあふれているという贅沢な環境は大きな魅力です。

NAGOYA CONNÉCTではやりたいことがあればいろいろチャンスを与えてもらえます。しかも任せっぱなしではなく、裏でちゃんとフォローしてくださっています。だからこそ自由にいろいろチャレンジできるのだと思います。私は性格的にアマノジャクっぽいところがあるのですが、周りがそれを悪いふうにではなくポジティブに受け取り、うまい具合に育ててもらっていると感じます。

この1年余はかなりいろいろなことを推進してきましたが、自分単独ではここまでできなかったと思います。「Venture Caféが後ろで見守ってくれている」という感覚があるからこそ思い切ったスピード感でものごとを進めることができました。

またVenture Caféはグローバルな組織ですしNAGOYA CONNÉCTは名古屋市主催。バックボーンがしっかりしているので親も安心しているようです。

――今後の抱負はありますか?

NAGOYA CONNÉCTに関わる中で自然といろんなスキルが身について来たと感じますし、人脈もどんどん広がっています。今まで自分が受け取ったものを今度は他の人に伝えていく、これがアンバサダーの役割なのかなと思っています。

もう少し長い目で何を還元できるかを考えると、自分の専門分野を極めることでしょうか。将来的にVenture Caféでセッションを開催したり、Venture Caféとどこかの組織をつなげるなど、そういう活躍ができるような自分になることが恩返しになるのではと考えています。

そのためには今は大学での学びも大事にしたいと思っています。大学の勉強は大変なこともありますが、自分が受けた恩恵を還元したいという目標があるので頑張ることができます。

◆Venture Café Tokyoについて/ About Venture Café

Venture Café Tokyoは”Connecting innovators to make things happen”をミッションに掲げ、各種プログラミング・イベントを通じてベンチャー企業・起業家・投資家を繋げることで、世界の変革を促すイノベーションの創出を狙いとする組織です。Thursday Gatheringは毎週木曜日16時-21時に開催されるVenture Café Tokyoのフラッグシップ・イベントです。教育セッションや安全で快適なネットワーキング空間の提供を通じて、多様な人々が集う場を提供し、上記のミッション達成を図ります。

http://venturecafetokyo.org/


日本のライフサイエンス領域における、イノベーションエコシステムの形成をテーマとした「LIFE SCIENCE CONNECT 2021」を2021年8月26日にCIC Tokyoで開催しました。レオファーマ株式会社(本社: 東京都千代田区、代表取締役社長:ラブダ・トード、以下「レオファーマ」)、CIC Tokyoに拠点に活動するイノベーターコミュ …


今回フォーカスするのは、東京大学大学院に在学中に日本で起業したIgor Voroshilov(イーゴリ・ヴォロシオフ)さんです。昨今、注目が高まっているノ―コードに関するセッションやワークショップをVenture Caféでも何度も開催してきました。そのこともあってか、活躍の場はさらに拡大中だといいます。どのようなHAPPENがあったのでしょうか。

大学院在学中にIT系スタートアップを設立

――日本語もとてもお上手ですが、簡単な自己紹介をお願いします

出身はロシアで現在26歳です。モスクワ大学で国際関係を専攻し、第2外国語として日本語を学びました。2015年には交換留学生として半年間、上智大学に留学。 ヨット部に所属して毎週金曜日の夜から江ノ島に出かけたり、バイトをしたり、ロシア関係のカンファレンスのお手伝いをしたり、新しい友達もたくさんできて本当に充実していました。この半年は自分の人生で一番楽しかったといえるかもしれません。

ぜひまた日本で暮らしたいと思い、モスクワ大学を卒業後、奨学金を得て東京大学の大学院に留学しました。大学院に在学中の2018年に東京でLikePayというスタートアップを立ち上げました。

LikePayはITサービスを提供する会社です。当初は個人がSNSに投稿するレストランや美容院、ネイルサロンなどの情報を集客に活用するアプリをメインに展開していました。エンジェル投資家やVCからも資金調達を行い順調に成長しつつあったのですが、コロナ禍で事業を見直す必要が出てきました。自社サイトをリニューアルする際、コーディングを使わずにシステム開発できるノーコードに出会い、新規事業としてノーコードを教えるオンラインスクール「LikePay.dev Academy 」とコミュニティを開設しました。

――ソースコードを書かずにソフトウェアを開発できるノーコードは、最近は日本でも注目が高まり、多くの領域で変化を起こすと言われているようですね。

ノ―コードなら、もともとエンジニアではない自分のような人間でもウェブサイトやアプリなどを作ることができます。当社がノ―コードで作ったウェブサイトをリリースしたのは昨年の9月くらいです。ノーコードのウェブ開発ツール「Webflow」は2019年にシリーズ A で約70億円調達しているすごいツールで、 海外では有名なのに当時は日本ではほとんど知られていませんでした。ウェブサイトの開発というとみんなWordPressを思い浮かべますが、ノ―コードの方が簡単で使いやすく、いいデザインが作れると思います。アイディアを形にするには、エンジニア+開発費用が結構かかるので一歩踏み出すハードルが高かったのですが、ノ―コードなら数万円くらいである程度のアプリを誰でも作ることが可能です。特に初期フェーズのスタートアップにはメリットが大きいと思います。

ひとつのセッションが新たなコネクションへとつながっていく


2021年6月にVenture Café NAGOYA CONNÉCTが拠点にしている「なごのキャンパス」に進出を果たしたFAST ENGLISH。ネイティブ並みを目指さない、オンラインとリアルのハイブリッドなレッスン、月額9,980円で通い放題など、従来の語学学校とは異なるアプローチで注目を集める英会話スクールです。

CONNECTING DOTS — 今回のHAPPENブログでは、FAST ENGLISH代表取締役の椎名陽介さんに、そのビジョンや思いをお伺いすると共に、様々なタイミングでのVenture Café/ NAGOYA CONNÉCTとの遭遇がいかに事業の推進、そして名古屋地域とのより深い結びつきに繋がっていったのか、椎名さんのHAPPEN体験に迫ります。

|「60点レベル」でも実際に使える英語を、
短期間&低コストで習得できるスクールを設立

― とてもユニークな経歴をお持ちと聞いていますが、簡単な自己紹介をお願いします。

20歳まで海外未経験。英検3級も2回落ちるほど英語が苦手だったのですが、学生時代、偶然にもヒラリー・クリントン氏と直接言葉を交わすことができたのをきっかけに、国内で英語を猛勉強。約2年かけて駐日大使館などで一般通訳できるレベルになりました。

海外でのビジネス経験としては、トヨタグループの海外スタートアップ事業に誘われ、インド・バンガロールで日系企業のインド事業サポートをするコンサルティングファームの設立に携わりました。日本食料理店や日本式ホテルの立ち上げ、南インド初のスーパー銭湯「SENTO」の創業、サウナも作りました。「ここに来れば衣食住ワンストップで面倒を見ます」というようなサービスを提供していました。インドには約3年滞在し、世界一周しながら日本へ帰国しました。

帰国後は、堀江貴文氏(ホリエモン)プロデュースの「WAGYUMAFIA」が展開する海外プロジェクトに従事しながら、2019年に東京でFAST ENGLISHを創業。今に至ります。

― 数多くの面白い体験をなさっていますが、なぜFAST ENGLISHを設立しようと思ったのでしょう?

これはインド時代の経験が大きいですね。日系企業の駐在員の英語力の低さを目の当たりにしたのと同時に、「100点満点」のネイティブレベルの英語でなくても海外で通用すると実感したんです。日本人は「英語を勉強するならネイティブレベルにならなければ」と思い込んでいる人が多いのですが、そもそも世界の人口約77億人中、英語ネイティブは5%もいません。世界の20%の人々が英語を話すとされていますが、大多数の人たちは第二言語として英語を話しているんです。今後はますますノンネイティブの英語話者がパワーを持つ時代になると思っています。

ビジネスで高度な英語が必要になる場合は、例えば契約を結ぶ際など重要な局面でのみプロの通訳を入れればよいのです。その方が全体的なコストも下がります。

膨大な時間とお金をかけて、世界に数パーセントしかいない「英語ネイティブ」を目指すより、「60点レベル」でも実際に使える英語を、短期間かつ低コストで身につけられるスクールを作りたい、という思いからFAST ENGLISHを設立しました。

― FAST ENGLISHはどのような特徴があるのでしょう?

人気ユーチューバーが実践して話題の「スパルタ式メソッド」と、プロ通訳者も実践する「第二言語習得理論」を取り入れた英会話レッスンを通い放題(1日1コマまで)で、月額9,980円で提供しています。オンライン講師によるレッスンをリアルな教室で行うハイブリッド授業のため、ネット回線があればどこでもレッスンができます。受講者にとっては時間や場所にとらわれずにレッスンを受けることが可能になります。

― Venture Café TokyoのThursday gatheringにはFAST ENGLISH を創業した2019年から参加していたそうですね。

英語で自分の事業のピッチをしている人たちがいるというのがシンプルに面白いなと思い、ほぼ毎月通っていましたね。
そこで知り合って仲良くなった方がうちのスクールの生徒さんになってくれたこともありました。顧客獲得を狙っていたわけではないのですが、有望なスタートアップが海外に向けての発信力をつけるために、英語力アップのお手伝いをできればいいなとはずっと思っていました。

経営者や起業家の人たちが国内で英語を勉強しながら海外にも目を向け、横のネットワークを広げ、自分の事業を膨らませ、最終的には英語で自分のメッセージを世界に伝える、このような流れを作るのが自分のやりたいことなんです。Venture Caféはまさにそういうことを実践できる場なので非常に魅力を感じました。

|サウナ仲間からの紹介が名古屋進出のきっかけに

― 東京で設立・運営されていたFAST ENGLISHですが、2021年6月1日になごのキャンパスに展開、6月25日のNAGOYA CONNÉCTではセッションにも登壇されました。このあたりはどういういきさつがあったのでしょう?

名古屋との関りはNAGOYA CONNÉCTのプログラムマネージャーをされている粟生万琴さんとの出会いが始まりです。

僕は週3回くらいサウナに通うほどのサウナフリークなのですが、サウナ仲間から「名古屋にすごい経営者でサウナ―(サウナ愛好家)の女性がいる」と紹介されたんです。それが粟生さんでした。

初めて彼女とお話しした時「NAGOYA CONNÉCTってなんですか?」とお聞きしたら
「Venture Caféという組織があり…」と説明され、

「Venture Café Tokyoなら知っています。よく行っています」
というところから、粟生さんに名古屋に来ることを強く勧められ、とんとん拍子に話が進みました。知り合ったのは今年に入ってからなので、半年くらいで話がまとまった感じですね。

「コミュニティースペース×英会話レッスン」という新しい英会話学習の形を世の中に提案したいということと、粟生さんとのご縁もあり、なごのキャンパスへ入居させていただきました。

NAGOYA CONNÉCTのセッションで登壇することになったのも粟生さんに「どうせだったら喋っちゃえば?」

と言われたことが発端です(笑)。

― 「世界に飛び込むためのMAD services」というセッションに登壇されたわけですが、いかがでしたか?

ケミストリーを感じましたね。なごのキャンパスに入居してはいるけど普段は接点がない方たちもセッションを聞いてくれましたし、無茶苦茶面白い人たちと繋がることができました。なごのキャンパスの大きな魅力は入居者の大多数がスタートアップやベンチャー経営者だということ。ただのコワーキングスペースなら入居しなかったかもしれません。自分もコミュニティの一員になれたと実感できてうれしかったです。

|登壇したのがきっかけで、多くのレスポンスやオファーを受けることに

― セッションの登壇をきっかけに、様々なコラボが生まれたそうですね。

クリエイティブ分野に特化した専門教育を行っている会社の担当者の方が、NAGOYA CONNÉCTでのセッションを実際に現場で視聴してくださっていたんです。「うちの学校でもFAST ENGLISHを展開したい」というオファーをいただき、現在、具体的な話を進めているところです。

経営者が9,000人以上登録している経営者向けマッチングアプリの創業者の方も、僕の登壇を見て声をかけてくださいました。なごのキャンパスで展開しているように「ベンチャー経営者や起業家向けにオンラインで通い放題の英会話レッスンを提供したい」ということで、提携することになりました。

また、東北最大級のコワーキングオフィスの責任者の方からもご連絡頂き、NAGOYA CONNÉCTのセッションで話したようなことを東北でもお願いできないかと直接連絡をいただきました。ここは東北最大級のシェアオフィス・コワーキングスペースなのですが、実際に仙台に足を運び、その場でやることを決めました。

さらにはNAGOYA CONNÉCTで登壇する前に「今度、名古屋でこんなセッションをやる予定です」と話したことがきっかけで、渋谷QWSさんからもトークイベントのご依頼をいただきました。

NAGOYA CONNÉCTでのセッションがきっかけでいろんな方たちに認知していただき、様々なオファーをもらっています。

|英会話をツールにしたコラボで新規事業が生まれたら社会的にも意義がある

― Venture Caféと関わることで、ビジネスやプライベートにどのような変化がありましたか?

視座の高い経営者たち、人生かけて社会変革に取り組む起業家たちに出会うことができ、経営者としてのマインドや事業の進め方、考え方に非常に刺激をもらっています。

今後は名古屋をメインの拠点として活動することにしており、Venture Caféで知り合った起業家や教育関係の方などとの交流を深められたらと思っています。結果として、名古屋に事務所だけでなく居宅を構えることも検討中です。

― 今後の抱負や目標としていることはありますか?

一つは、単純に英会話レッスンを提供するスクールではなく、空き店舗や空きスペースと連携し、空間に更に付加価値をつけるツールとしての「英会話レッスン」を日本全国に広めていくこと。大手コーヒーチェーン店などとの提携の話も進んでいます。提携店舗・スペース150店舗が目標です。

もう一つは「出会える」英会話スクールとしての地位確立です。英会話スクールを通じて、スタートアップ同士&スタートアップと大手企業が「出会える」プラットフォームの創出を目指します。

最終的にやりたいのは英会話をツールにしてコラボレーションを起こすこと。趣味として英会話を学ぶだけでなく、海外に向けたB to Bのマッチングなど、英会話をキーワードにしたプラットフォームからユニークな新規事業が生まれたら社会的にも意義があると思っています。

まずはプラットフォームとしてきちんとした箱を作り、そこで化学反応を起こしていきたいですね。

◆Venture Café Tokyoについて/ About Venture Café

Venture Café Tokyoは”Connecting innovators to make things happen”をミッションに掲げ、各種プログラミング・イベントを通じてベンチャー企業・起業家・投資家を繋げることで、世界の変革を促すイノベーションの創出を狙いとする組織です。Thursday Gatheringは毎週木曜日16時-21時に開催されるVenture Café Tokyoのフラッグシップ・イベントです。教育セッションや安全で快適なネットワーキング空間の提供を通じて、多様な人々が集う場を提供し、上記のミッション達成を図ります。

http://venturecafetokyo.org/


今回のHAPPENストーリーは、自己革新したい大人のためのプログラムを提供するProject MINTの Co-founder & CEO の植山智恵さんにお話を伺います。

植山さんは、2015年から約4年間アメリカに滞在し、シリコンバレーの教育テクノロジー事情の調査などに携わったほか、100%アクティブ・ラーニングを実践する革新的な教育を行う学 …


(左)桜庭大輔さん、(右)本田秀一さん

”今ZESDAで携わっていることを通じて、パラレルキャリアのベースと実績を作っていきたいと考えています。”

Thursday Gatheringでの出会いを通じて新たな挑戦に踏み出した本田さんは思いを込めてそう語ります。今回のHAPPENストーリーは100人がパラレルキャリアで活動するNPO法人ZESDA代表である桜庭さんと、本田さんとの出会い、そして社会に構造的な変化を起こそうとするお二人の熱いビジョンについて話をお伺いしました。

お二人の自己紹介、ZESDAについての紹介をお願いします

桜庭さん:桜庭大輔と申します。公務員をしながら、パラレルキャリアで様々な課外活動をやっていまして、その中心としてZESDAというNPO法人を10年ほど運営しています。ZESDAとは、「Zipangu Economic System Design Association(日本経済システムデザイン研究会)」の略称です。

ZESDAの目的は、日本の経済システムがもう持たないという課題意識から、それをガラッと変えることです。具体的には、都市部からのおカネの再配分で生活するという構造が強い日本の地方が、自分たちで海外からおカネを稼げるようにして、雇用を作りたいと思っています。いわゆるグローカリゼーション(グローバル×ローカル)です。

そしてその手段は、「プロデュース」です。「プロデュース」とは、カネ(金融資本)とチエ(知識資本)とコネ(社会関係資本)という3つの資本のバランスを整えて、足りないものを注いでいく活動のことです。日本の地方が海外からおカネを稼ぐ力を持つには、カネ・コネ・チエそれぞれがパランスよく必要です。これまでの再配分構造の中では、カネばかりが再配分されがちでしたが、これからは、地方が自立できるよう、ITスキルや海外人材といったチエとコネをもっと再配分していきたいと考えています。そうすることで、日本の産業構造及び雇用を持続可能なものにしたいのです。

しかし、これらを現在の霞ヶ関や永田町が実現するのは、構造的に困難だと思います。おカネの再分配を望む人々と選挙と政策がしっかり結びついた「しがらみ」があるからです。なので、全く違うベクトルを持ったエンジン、利害を全く異にした人材が、グローカリゼーションのプロデュースを実現しないといけないと考えています。それは誰か。ズバリ自分のキャリアに不安を抱える都会のコンサバなサラリーマンやフリーランスの人々だと思っています。彼等が、自分の持つ、特にチエとコネを地方に注いでいくなかで、さらにコネ・カネ・チエを増やしていく、そうして自らのキャリアを切り拓いていくなかで、日本の経済システム全体も生まれ変わっていくと考えています。地方の雇用確保と、都会のサラリーマンのキャリア開発と、国際競争における日本産業の生き残り、すなわち、地方の自立、サラリーマンの自立、日本の自立、という3つの自立は、同時解決される問題であると考えて活動しています。

本田さん:本田秀一と申します。本業としては、メーカーので人事での仕事をしています。基本的には全国転勤なんですが、直近は愛知、2年前から岐阜で人事・総務のマネージャーをやっています。その傍ら、ZESDAの事務局でボランティア活動しています。

具体的には、ZESDAのカレッジ部門で活動しています。地方に注ぐイベントやネットワーキングによって、チエとかコネをかき集めてくる部門です。具体的には研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会と共に人材育成講座を開催したり、明治大学の奥山雅之先生の研究室と一緒にグローカルビジネスセミナーを開催したりしています。また、事務局として、全体を俯瞰し、ZESDA内のプロジェクト間でチエとコネを流通させる機能も担っています。

桜庭さん/ ZESDAとVCTとの関係性についてお伺いさせてください。

桜庭さん:Venture Café Tokyoとは直接的なご縁は、ZESDAの理事にVCTの関係者がいたことが始まりですね。まず、カネだけじゃなくて、チエとコネも大切だよねというところで、ZESDAとVCTは価値観を深く共有していると感じています。

もちろん、Venture Café Tokyoは、テクノロジカルなトピックも扱っていたり、強力な海外ネットワークがあったり、パラレルキャリアや地方創生を専門的に扱うZESDAが持っていない素晴らしい長所があります。それでも、特に、チエとコネを集めるZESDA内のカレッジ事業部と兄弟・姉妹と言ってもいいくらい、理念的な親和性があると感じています。

そうした共感から、自然と、Thursday Gatheringではコネとチエをどうやって集めるのか、そしてそれらをどうカネに変換していくのかみたいな議論をする際に、私も過去何度か登壇させていただいたりして、協働、協創関係を深めさせていただいています。

本田さんはVCTのセッションがきっかけでZESDAに入られたとのことですが、経緯や意味合いを教えてください

本田さん:ZESDAに入ったのは桜庭さんが登壇していた「脱・働く#5 — After/ Withコロナ時代のパラレルキャリア論」というセッションに参加させていただいたのがきっかけです。セッションに参加して、桜庭さんのいうチエとコネが大切だよねというところに、とても共感しました。加えて、僕自身が地方で過ごすことがこれまで多かったのですが、地方から直接外貨を稼ぐエコシステム創生という考えにも将来性を感じるし、やらなきゃいけないというミッションを強く感じました。

地方在住だと以前のThursday Gatheringのようなリアルなミーティングに参加できないというところにもやもやとしていたので、コロナの状況ということもあってオンラインで参加できたことは本当によかったです。一見、”Venture” Café Tokyoというとベンチャーじゃなかったら、参加しづらい感じがあるかもしれないけど、ホームページなんかを見ると実際は、挑戦する、というか、もっと広い意味合いでのベンチャーという言葉が用いられていますよね。新しいものにどんどん取り組んでいこうという、前向きな雰囲気があって、本当に参加しやすかったですね。

しかも、毎週やっていてオープンな雰囲気のある場というのがよかったです。

桜庭さん:やっぱり、必ず木曜日に定期的にやっているというのはすごく大切だと思うんですよね。高い頻度も重要。参加できない時でも、また今度参加できる、という安心感がありますよね。あと動画が残っているのも良い。ながら聞きとか倍速再生とかでキャッチアップできますし。

本田さんが入られたこと自体がすでにHAPPENだと思いますが、更なるHAPPENに向けてお二人が今後さらに仕掛けていこうとしていることはなんですか?

本田さん:今ZESDAで携わっていることを通じて、パラレルキャリアのベースと実績を作っていきたいと考えています。さらには、自分と近しい20代後半とか30代前半くらいの、これからのキャリアに悩んでいるような人を巻き込んでいきたいと考えています。

例えば、自分は年齢が10コ上くらいの人と話すと、視座を一つ高めたところで学べる感覚を持つことがあるんですが、他者からチエを仕入れるそういう機会を同世代にも広げていきたいです。

桜庭さん:私が企んでいることは、大きく、2つあります。。

一つは、ダジャレですみませんが、本田さんをもっと「発奮」させること。もちろん既に十分過ぎるほど活躍してくれているのですが、日本社会における次世代のロールモデルになってもらいたいと考えています。サラリーマンの半分以上が、本田さんのように、準自営業者的にパラレルキャリアを歩んでいるような社会を作りたいと思っています。

二つ目は、これはまだ詳細は秘密なのですが、ZESDAがより社会的なインパクトを生み出すために、水面下で進めているプロジェクトがあります。それはサラリーマンが、自分の持っているチエやコネを、それらを求めているニーズを探していき、マッチさせていくなかで、付加価値を出せる自分を手に入れていけるようにしていくための取り組みなのですが、これを世に出していきたいです。近夏くらいになるかな。

そして、その先にも、自分が60歳くらいで、人生最後の事業としてコネとチエとカネを総動員して取り組みたい、より大きなプロジェクトも念頭にあるんです。だけど、これまたまだ秘密です。。。申し訳ないです。。。が、その準備を今からしていきたいと思っています。こうした取り組みのなかで、日本の経済モデルそのものを変えていきたいと考えています。

ありがとうございました!


This Summer (2020), Venture Café expanded to two new locations in Japan, Nagoya city and Tsukuba city. …


「Connecting the dots. — 最先端のサイエンスとテクノロジーで、皮膚疾患患者さんによりよい明日を。」をミッションに掲げるLEO SCIENCE & TECH HUBの支援のもと、ライフサイエンスに関わるセッションシリーズ「EMERGENCE — Creating the future of Japanese Life Science Ecosystem」の第6回セッションが2020年10月1日にONLINEにて開催されました。

当日は、“皮膚から考えるイノベーションの可能性”という題して、ゲストスピーカーと共に、なぜ皮膚科学なのか、そこからどのようなイノベーションを生み出すことができそうか、議論を深めました。

◆EMERGENCE — Creating the future of Japanese Life Science Ecosystemについて

科学は社会の発展の礎です。日本の基礎研究力は世界的にも高いものがありながら、研究者のキャリアパスの在り方や大学発イノベーションを産業化する方法論の欠如など、持続可能な形で研究をし、その成果を社会実装する体制が整っているわけではありません。少子高齢化という大きな課題に世界のどの社会よりも早く直面する日本においては科学の活用が欠かせません。また、ヘルスケア分野におけるデジタル技術との融合は大きなチャンスでもあり、世界からの日本に対する期待も高いものがあります。

そこで、EMERGENCEでは、定期的にライフサイエンスのキーイノベーターをお呼びし全員で議論を深めることで、日本のライフサイエンスの未来を創るムーブメントとコミュニティを創出することを狙いとします。

◆なぜ、皮膚科学なのか?

<皮膚の特徴>

皮膚は人体で最大の免疫臓器であり、私たちが自分の目で見ることのできる最も身近な臓器と言えます。皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっており、その大きさは表面積畳1畳ほどにもなり、重さは体重の16%にも達します。

皮膚には免疫細胞が常駐しており、さまざまな免疫応答や恒常性維持を行うことで、体内を守るバリアの役を果たしています。汗や皮脂を分泌したり、汗による体温調節をしたり、触覚などの知覚を行う大変重要な器官だと言えます。

<皮膚疾患の現在>

そんな皮膚におこる皮膚疾患は、アトピー性皮膚炎、乾癬などを始め、3,000種類以上が知られています。しかも、有効な治療法があるものは多くないのが実情です。

現在、全人口の30~70%もの人が何らかの皮膚疾患を患っていると考えられています。そうした背景があり、皮膚科は年平均成長率11%、2030年の市場規模は6.7兆円になるとされ、ビジネスにおいても非常に重要な領域とみなされています。

◆当日登壇されたスピーカーのご紹介


With the support of LEO SCIENCE & TECH HUB, whose mission is “Connecting the dots. — Cutting-edge science and technology to make a better tomorrow for patients with skin diseases.” …


「Connecting the dots. — 最先端のサイエンスとテクノロジーで、皮膚疾患患者さんによりよい明日を。」をミッションに掲げるLEO SCIENCE & TECH HUBの支援のもと、ライフサイエンスに関わるセッションシリーズ「EMERGENCE — Creating the future of Japanese Life Scie …

Venture Café Tokyo

Innovation Community Builder in Tokyo.

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